ソフトバンク高橋礼「間に合えばいい」延期の開幕滑り込みの可能性も

西日本スポーツ 長浜 幸治

 左太もも裏痛のためリハビリ組で調整している福岡ソフトバンクの高橋礼投手(24)が開幕に間に合う可能性が浮上した。公式戦の開幕目標は4月24日にずれ込むことが決定。高橋礼は経過が順調なら残り1カ月で万全な状態に仕上げられる見通しが立った。3月24日は筑後のファーム施設で約70メートルのキャッチボールに加え、ブルペンではネットスローを実施。昨季新人王のサブマリンが開幕ローテに加わればスタートダッシュの大きな力となる。

 新たなシーズン開幕の目標である4月24日まで残り1カ月となったこの日。高橋礼はここまで意識的に口にしてこなかった「開幕」の2文字に言及した。「焦らずしっかりと調整した上で、結果的にそこに間に合えばいい」。“そこ”がさすものはもちろんシーズン開幕の「4・24」だ。

 キャンプ中の2月12日に左太もも裏を痛めた右腕は、同月下旬にブルペン投球を再開。3月に入って再び患部を痛め、調整のペースを落としていた。「焦って回復が遅れるのが一番ダメ。今回は慎重に慎重を重ねてやっている」。味わった教訓を胸に是が非でも開幕に間に合わせるというつもりはない。それでも「やっと試合に投げる現実味が出てきた」と、光が見えてきたことは事実だ。

 24日は筑後のファーム施設の屋外で3月に入って最長となる約70メートルを投げた。「9割くらいの力で投げられた」とうなずく。その後は屋内練習場のブルペンでネットスロー。斉藤リハビリ担当コーチは「傾斜を使った中でどこまで投げられるかが一つのポイントになる。今は順調にきている」と強調する。さらに、斉藤コーチが打席に立った状態でシャドーピッチングも行った。「打者との対戦ってこんな感覚だったなというのがしっかり思い出せた」と着実にステップを重ねている。

 開幕に向けた道筋も見えてきた。今月末に予定しているブルペンでの立ち投げ再開については「できると思いますよ、普通に」と力強い。その後は本格的なブルペン投球を重ね、2軍練習試合で実戦復帰するプランを描いている。斉藤コーチも「開幕に間に合わせるという気持ちを持っておくように、と言っている」と背中を押している。

 右前腕部の違和感で調整が大きく遅れているエース千賀は開幕が4月24日でも現時点では間に合わない公算が大きい。そんな中、2年目の昨季12勝で新人王を獲得した高橋礼が開幕に間に合えば、故障者が続出したチームにとってこれ以上ない朗報となる。新型コロナウイルスの脅威に球界がさらされている中、サブマリン右腕が一歩ずつ復活への歩みを進めていく。 (長浜幸治)

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