ソフトバンク1軍分割し「再キャンプイン」開幕再延期で工藤監督号令

西日本スポーツ 山田 孝人

 福岡ソフトバンクの工藤公康監督(56)が24日、新たに設定された開幕目標日へ“分割キャンプ”で備える方針を明かした。23日の12球団代表者会議で4月24日の開幕目標と当面の練習試合休止が決まり、今後のスケジュールを再考。主力はペイペイドームを基本に行う全体練習でコンディションを整えさせ、若手は2軍練習試合に出場させて結果を求めていく考えだ。1カ月後を見据え、個々に合った形で調整を進める。

 極めて異例な1カ月以上先へのシーズン開幕延期決定から一夜明け、新たな調整方法を模索する工藤監督は思考を巡らせた。ペイペイドームでの練習前に全体ミーティングを実施。難しい準備が求められるナインに「開幕が(4月)24日になるということなので。とにかく僕らはそこに向け、しっかり調整しないといけない。開幕がずれ大変かもしれないが、いいコンディションがつくれるように」と語りかけた。

 万全な形で開幕を迎えるため、個々の状態に合わせてサポートする構えだ。主力は主に本拠地で行う予定の全体練習に参加させる。「選手によっては打ち込みたい人もいると思うし、コンディションを整える時間に。3勤1休のイメージで進めていく」と説明した。3月中は紅白戦などは組まない意向という。

 一方で若手は実戦勘を維持させると同時に開幕1軍メンバーの選定材料とするためファームで実戦に参加させる。関西で行われている阪神、オリックスとの2軍練習試合に、26日から上林、栗原、九鬼、周東、リチャード、三森、佐藤、柳町を派遣。工藤監督は「結果もしっかり見ていく」と強調し、森ヘッドコーチも「試合に出ることでモチベーションを保つ狙いもあるし、数字を求めて頑張ってほしい」と奮起を促した。

 主力は3月中は状態良化に努めさせ、若手は実戦の中で鍛え上げながら開幕への戦力を見極める。工藤監督の狙いはメンバーを“分割”した上で4・24へ準備する方針だ。ただ、誰も経験したことのない事態だけに「とにかく初めてのことなんで…。何も起こらずにいい調整をしてくれたらいいが、多少のイレギュラーが起こったりね」と苦悩もにじませた。今後もコーチ陣らと協議を続け柔軟に対応する考え。試行錯誤を重ねながら前へ進む。 (山田孝人)

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