ラグビー福岡堅樹、引退も延長?「最高の準備を続けよう!」

西日本スポーツ 大窪 正一

 今夏に予定されていた東京五輪、パラリンピックが新型コロナウイルスの感染拡大を受けて1年程度延期されることが決まった。

   ◇   ◇   ◇

 予期せぬ事態が「フェラーリ」にブレーキをかけた。ラグビー7人制での東京五輪出場を最大の目標とする一方、医師への道を進むために2020年度限りでの現役引退を公言していた福岡堅樹(27)=福岡県古賀市出身=は懸命に前を向いた。

 安倍首相の延期表明後に自身のツイッターを更新。「(同市の実家の飼い猫の写真を掲載し)何がどう転ぶか分からないこんな状況の時にこそ、実家から送られてくるこの癒しの存在には助けられます。自分にコントロールできないことは考えても仕方ない。今の自分にできる最高の準備を続けよう!」とコメントした。

 昨秋のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で4トライを挙げて日本の8強に貢献。五輪は日本が4位だった2016年のリオデジャネイロ大会でもプレー。「脂が乗った時期に自国開催の五輪に出られるチャンス。恵まれている」。今年は1月に所属するパナソニックの試合で左膝を負傷し、2月末に7人制の日本代表候補合宿に合流したばかりだった。

 父が歯科医で母方の祖父が内科医。幼い頃から医師に憧れがあった。両膝の靱帯(じんたい)を断裂した福岡高時代に出会った整形外科医の治療で復活できた経験から目指す医師像が定まり、憧れは目標になった。

 高校3年時に医学部受験に失敗。1浪後に進んだ筑波大情報学群を卒業後、16年4月からは医学部進学を見据えて学習塾「英進館」(福岡市)のインターネット授業も受けている。競技と勉強との両立は「ゴールが見えているから頑張れる」と語っていた“二刀流”の決断が注目される。 (大窪正一)

PR

ラグビー アクセスランキング

PR

注目のテーマ