柔道選抜体重別は延期 新型コロナ感染急増受け一転

西日本スポーツ

■会場は福岡軸 年内の開催目指す

 柔道の新旧世界王者による東京五輪代表争いは延期に-。男子66キロ級の丸山城志郎(ミキハウス)=宮崎市出身=と阿部一二三(日体大)が出場して4月4、5日に福岡市の福岡国際センターで無観客での開催を予定していた全日本選抜体重別選手権(主催・全日本柔道連盟、共催・九州柔道協会、西日本新聞社)の延期が27日、決まった。現在の内規では東京五輪代表最終選考会を兼ねているが、新型コロナウイルスの感染者が急増している現状を受け、全柔連が決定した。

■開幕8日前の決断

 全柔連は中里壮也専務理事が新型コロナウイルス対策委員会のメンバーと電話で協議。東京都の発表などを踏まえ、延期を決定。東京・講道館で「400人以上(の関係者)が羽田空港に集まり、福岡に行くのはどうか」などと説明した。

 感染状況もあり、延期期間は未定。減量など選手の調整も考慮し、日程などは最低でも2カ月前に発表する方針だ。年内での開催を目指し、会場は福岡県を軸に調整。現在2日間の競技日程の短縮も検討する。

 中止ではなく、延期とした理由について、中里専務理事は「東京五輪の代表選考だけでなく、2024年のパリ五輪の出発点となる重要な大会。各階級で選抜された8人しか出場できない大会の代表になったという選手の名誉も大切にしたい」とした。

 海外の報道によると、国際オリンピック委員会(IOC)は代表内定者の資格をそのまま保持させる方針という。丸山と阿部の争いが注目される男子66キロ級は今大会で代表が決まる予定だったが、既に内定している他の13階級と合わせて4月中旬の常務理事会、理事会で処遇を協議する。

 中里専務理事は「大会組織委員会か国際柔道連盟(IJF)から連絡が来ると思うが、どちらからもまだ来ていないし、それに関しては何とも言えない」とした。九州柔道協会の藤田弘明会長は「さまざまな状況に対応する準備をしていく」と語った。

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