ソフトバンク高橋礼「1球だけ…」久々ブルペンにあった確かな手応え 千賀はキャッチボール再開

西日本スポーツ 長浜 幸治

 左太もも裏痛のためリハビリ組で調整している福岡ソフトバンクの高橋礼投手(24)が28日、約1カ月ぶりにブルペン入りした。宮崎キャンプ最終盤の2月下旬以来の再開で、筑後で20球。最後の3球は捕手に座ってもらうなど順調な回復ぶりを見せつけた。右前腕部の張りでリハビリ中のエース千賀滉大投手(27)も約1カ月ぶりにキャッチボールを再開。当初の日程より開幕が1カ月以上延びた中、先発2本柱が復活へ確かな一歩を刻んだ。

 サブマリン右腕の躍動感あるフォームが戻ってきた。筑後のファーム施設で約1カ月ぶりとなるブルペン投球。片膝立ちの捕手に対し17球を投げ込んだ後、「アウトローお願いします」と座ってもらうようリクエスト。18、19球目は高めに外れたが、最後の20球目が低めに決まると、手応えをつかんだかのように笑顔を浮かべた。

 「まずはブルペンに入れたことがよかった。今の状態で8割くらいの力を入れて投げられた」。昨季はスピードアップ賞に輝くなどテンポのいい投球が持ち味だが、この日は1球投げるたびにブルペンに設置してあるモニター画面でフォームをチェック。「傾斜での感覚をしっかり確かめられた。前進できたと思う」とうなずいた。

 チェックポイントは真ん中高めへの直球だった。「シーズン中も大事にしている部分。スムーズに腕が振れる真ん中高めにいい球がいかないと、低めにも強い球は投げられない」。この日の出来について「まだ全然駄目。むしろいいわけはないんですけど」と強調した上で、「次につながるなと感じたのは1球だけ。その確率を10球に1球、3球に1球と上げていかないと」と先を見据えた。

 投球を見守った斉藤リハビリ担当コーチは「ボールに力強さはあった。体に問題がなければ来週から週に2度のペースでブルペンに入っていけると思う」と見通しを説明。プロ野球公式戦の開幕目標が4月24日にずれ込んだことにより開幕ローテ入りも見えつつある状況だが、「慌てさせることはない」(斉藤コーチ)と慎重に段階を踏んでいくことになる。

 阪神の3選手が感染するなど、新型コロナウイルスの猛威はとどまることを知らない。ニュースを見たという高橋礼も「少しずつ(感染が)増えてきているみたいですね」と心配顔だ。それでも「僕がやれることは変わらないので」と表情を引き締める。シーズンが目標通りに開幕できるかはなお不透明だが、右腕は復活へ着実に歩みを進めていく。(長浜幸治)

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ