1年延期でラグビー7人制代表、勢力図に変化 資格得る外国人選手も

西日本スポーツ 大窪 正一

 東京五輪が1年程度延期され、代表強化は練り直しを迫られている。昨秋の15人制ワールドカップ(W杯)日本大会の日本代表として8強入りに貢献した福岡高出身の福岡堅樹(パナソニック)=福岡県古賀市出身=が競技を続行するかも焦点。九州ゆかりの選手が多かった男子代表候補の「勢力図」にも影響を与えそうだ。

 福岡は東京五輪出場を最大の目標とする一方、医師への道を進むために2020年度限りでの現役引退を公言していた。W杯では「フェラーリ」と称賛された抜群の加速力で4トライ。リオデジャネイロ五輪でも4位入賞に貢献したそのスピードは東京でも武器となるだけに、代表入りを断念すれば、日本にとってダメージは大きい。

 7人制の五輪代表は1チーム12人。昨年12月に2次候補19人と練習生9人が発表され、今年1月に福岡ら6人が練習生として追加招集された。5月に20人程度まで絞られ、大会直前に決定する予定だった。日本は今季世界各国を転戦して総合優勝を争うワールドシリーズ(WS)の下部カテゴリーにいる。招待チームとしてWSに随時出場して強化を図ってきたが、WSは9月まで中断となった。

 男子7人制日本代表のヘッドコーチも務める日本ラグビー協会の岩渕健輔専務理事は中断を受け「今は新型コロナウイルスの感染拡大が一刻も早く終息することを何よりも優先すべきで、延期はその中で下された決断だと思う」などとコメントを発表。理解を示すとともに強化活動を続ける考えを示している。

 今後は合宿を繰り返しながら、来季のWS全大会に出場できる上位グループ昇格を懸けたチャレンジャーシリーズ(延期)に備える。代表切符を争うサバイバルレースは長期化。新たな挑戦者や日本国籍取得が間に合う有力外国人選手も争いに加わり、戦力に厚みが出る可能性もある。 (大窪正一)

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