J2福岡・長谷部監督にビデオ通話で単独取材「目標は」の問いに言い切った言葉

西日本スポーツ 向吉 三郎

 J2アビスパ福岡の長谷部茂利監督(48)が2日、本紙の単独取材にスマートフォンを利用したビデオ通話で応じた。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中断しているJ2リーグ戦は5月2日の再開を目指しているが、他のクラブの選手に感染者が出るなど難しい状況が続く。福岡は4日間のオフを終え、2日に雁の巣球技場(福岡市)で練習を非公開で再開。選手にはJ1昇格の目標を見失わないように伝えるとともに、中断期間で得た手応えも語った。

■青空ミーティング

 新型コロナウイルスの感染防止のためにクラブハウス内でのミーティングは避け、青空を望むグラウンドでつくった円陣。報道陣にも非公開で5日ぶりに練習を再開した選手たちに、長谷部監督は「どんなことになっても目標は忘れずに」と呼びかけたという。

 「目標」についての問いには、改めて「J1昇格。どんな状況になってもいい準備をしないといけない」と言い切った。オフの4日間にJリーグの選手にも感染者が出るなど状況は大きく変わったが、選手の気持ちを切らさないのが現場を預かる監督の務めだ。

 福岡は5月3日のホーム琉球戦が再開初戦となる予定。この日は強度の低いトレーニングだったというが、今後は「実戦に近い練習でベースを上げていく」と先を見据える。選手の心身の疲労も考慮し、「休み(休日)をうまく取ることも大事」と力を込めた。

 長谷部監督は昨季、J2水戸を過去最高タイの7位に押し上げ、最終節までJ1参入プレーオフ争いを繰り広げた。今季から指揮を執る福岡は15人が新加入選手。攻守に連動するアグレッシブなサッカーを掲げ、春の宮崎キャンプでチームを一からつくり上げた。

■中断中に戦術浸透

 2月23日の今季開幕戦は北九州との福岡ダービーに1-0で勝利したが、その時点でのチームの完成度は「40~50パーセント」だったという。1カ月半の中断期間中に「全選手の意識が高まった。うまく時間を使えている」と戦術浸透への手応えも強調した。

 再開後のリーグ戦は過密日程が必至。メンバーを固定していては、戦い抜くことはできない。「(スタメンの)11人、(交代を含めた)14人だけではなく、全員が同じ意識を持って戦わなければ、いい結果にならない」と目標達成を見据えた。 (向吉三郎)

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