J再開早くても6月か 村井チェアマン「日程は白紙」

西日本スポーツ 林 原弘

■Jリーグ臨時実行委員会

 Jリーグは3日、臨時の実行委員会をウェブ上で開き、新型コロナウイルスの感染拡大で2月末から中断されている公式戦の開催日程を白紙に戻すことを決めた。4月25日にJ3開幕、5月2日にJ2、同9日にJ1の再開を目指したが、プロ野球と連携して設置した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の専門家チームの助言を受け、開催を見合わせた。村井満チェアマンはウェブ上での会見で従来の日程から少なくとも1カ月以上は延ばす考えを示しており、J1、J2の再開は早くても6月となりそうだ。

 Jリーグの開催が、いよいよ見通せなくなった。ウェブでの記者会見で村井チェアマンは「いったん日程を白紙に戻すことで合意した」と語った。「全会一致でこの難局に立ち向かうことで合意しました」と表情をこわばらせた。

 それまでは2週間単位で日程を延ばしてきたが、今回は1カ月以上先に延ばす方針で、J1、J2の再開は早くても6月となりそうだ。村井チェアマンが強調したのは「今日(新型コロナウイルス対策連絡会議の)専門家のトーンが明らかに変わった。私の中でもリセットのタイミングだった」ということだ。

■シーズン終了の時期も見直しへ

 同会議の専門家チームは臨時実行委の前に開かれた第5回会議で「4月中の開催は非常に難しい」と提言。それまで開催の条件についての話が多かったが、村井チェアマンは「感染者が確認されていない所でも(出るのは)時間の問題と言われた。移動のリスクがあるし、地域を区別する状況ではない。無観客試合でも選手にリスクがある」と説明した。

 村井チェアマンは「大会形式そのものを大きく変えるところまでとは考えていない」としたが、シーズン成立の条件に掲げる「全試合の75%、各クラブの50%以上消化」に向け、再開時期だけでなく、シーズン終了の時期(J1は12月5日、J2は11月22日、J3は12月13日。J1参入プレーオフは中止)も見直すことも明らかにした。また現在の3カテゴリーの段階的な開幕、再開ではなく、同日になる可能性も示した。

 感染拡大の終息はいつなのか。「専門家でも見通しがつかない状態。1カ月単位で準備を続けるとしか言えない」。村井チェアマンは困惑の色を隠せなかった。 (林 原弘)

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 J1大分・榎徹社長「気持ちとしては残念。しかし誰もが感染する可能性があり、Jクラブが公的存在で社会の理解を得ていく必要があると考えると妥当な決断だと思う。一方でクラブの経営環境は一層厳しくなっていく。クラブ一丸となって、この危機的状況を乗り越えたい」

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