プロ野球地方開催が消滅危機 ソフトバンク12年ぶり開催予定地での「鷹の祭典」も断念か

西日本スポーツ

 新型コロナウイルスの感染拡大で開幕延期となっているプロ野球で地方興行もピンチに陥っている。パ・リーグは8日、今季日程のうち一部の開催球場を変更すると発表した。いずれも変更前は地方球場で、運営の十分な準備期間などを確保できないため。セ・リーグも今後発表する見込みだが、開幕日が確定していないため開催が決定しているわけではない。

 発表された12試合のうち代替球場が決まっているのは5、6月に西武と楽天が主催する4試合でいずれも本拠地のメットライフドーム、楽天生命パーク宮城へ移す。日本ハムは6、7月に主催する8試合を球場未定のまま発表した。日本ハムの主催試合にはソフトバンクと対戦する沖縄セルラースタジアム那覇での2連戦も含まれている。

 当初日程で3月20日に開幕するはずだった公式戦は4月10日以降→同24日目標と延期が繰り返され、今月3日に日付が示されないまま再び先延ばしされた。日本野球機構(NPB)はシーズン試合数の削減も含め開幕を模索する一方、専門家からは密集空間を避けるため開催する場合でも観客数を減らすよう提言されている。これを受け、各球団は満員時の最大8割減などを視野に感染防止策をシミュレーションしている。

 こうした中であおりを受けたのが地方興行だ。大宮公園(埼玉)、上毛新聞敷島(群馬)での開催を断念した西武は「提言を受けた内容を踏まえた試合運営を実施するのが困難であると判断した」などと説明。定員、構造などが本拠地と違うため、万全な感染防止策を取る上での難しさがあったとみられる。

 ソフトバンクが本拠地以外の球場で行う主催試合では、4月16日に北九州、同18日に熊本、同19日に鹿児島で予定していた計3試合が公式戦延期に伴い既に中止。7月7日にはキャンプ地の宮崎で12年ぶりの公式戦を予定しているが、他球団の流れに沿えば開催は厳しいのが現状だ。

 7月7日の試合は本拠地以外では東京、大阪、北九州で開催実績のある人気イベント「鷹の祭典」の宮崎初開催。恒例だった宮崎県内の自治体による協賛試合でのPRイベントも見送られる可能性が高く、宮崎市の関係者は「試合を楽しみにしていたが今の状況では仕方ない」と中止を覚悟し落胆している。熊本、鹿児島は代替試合があってもペイペイドームが有力。7月9日の北九州も含め、今年は地方開催が0試合になることも予想される。

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