ソフトバンク柳田はおうちで珍トレ!全国の野球少年少女にメッセージ

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクの柳田悠岐外野手(31)が新型コロナウイルス感染拡大の影響で思うように練習できない子どもたちへアドバイスを送った。10日、ペイペイドームでの自主練習後にオンラインで取材対応。ボールを常に触ること、工夫を重ねることの大切さを説いた。自らも子どもを抱いたままスクワットし、筋力強化と同時に家族とのコミュニケーションを図る「一石二鳥トレ」を敢行。明るく前を向き、日常が戻る時へ向けて準備する。

 ペイペイドームと筑後で9日から始まった自主練習の2日目。ドームを訪れた柳田はランニングやキャッチボールなどに続いて、久しぶりのフリー打撃を行った。何よりも好むスタンドインの感触。誰もいない本拠地の観客席へボールを打ち込み、「楽しいですね。ホームランを打つのは」と笑顔を見せた。

 感染拡大が止まらない新型コロナウイルス。球団と首脳陣、選手会で何度も話し合い、感染防止策を徹底した上で実現した自主練習だ。それだけに「短期集中でやっています。早く練習をし、早く(自宅に)帰ることを心掛けている」と細心の注意を払い練習を続けていることを明かした。

 気掛かりは自分のことだけではない。緊急事態宣言下の福岡だけではなく、全国で多くの学校が休校となっている。野球に取り組む少年少女も思うように練習ができない日々が続く。自身もチームそのものは3月31日から活動休止中。「ずっと家にいた。今はしょうがないかなと。物足りなさは感じていた」と身動きの取れない状況での心中を痛いほど感じている。

 だからこそ、かわいい“後輩”へのアドバイスも口にした。「ボールを投げたりバットを振ることを家でできればいいが、できない子もいると思う。そういう子はボールを触るだけでも全然違うと思うし、ボールを使った遊びとか、自分独自の遊びをつくってほしい」と語りかけた。

 そんな言葉通り、自身も自宅待機中は独創的なトレーニングを実践していたという。「子どもをバーベルに。抱っこしながら、スクワットとかいろんな動きをしていた。(子どもは)15キロと6、7キロぐらい。2人合わせて22キロぐらい。動くバーベルなのでそれを扱うのが難しい」と笑った。

 副産物もあった。身長188センチのパパに抱かれた子どもたちは当然大喜びだったという。筋力強化はもちろん、愛する家族とのコミュニケーションにもつなげ「(子どもたちも)喜んでますね。一石二鳥という感じ」とうれしそうにうなずいた。

 延期された公式戦の開幕日はまだ決まらない。日本プロ野球選手会は感染拡大防止を支援する寄付活動を始め、ホークスでは中村晃選手会長と柳田が先陣を切り支援した。会員制交流サイト(SNS)上で他選手にも貢献を呼び掛け、ファンに向けては「みんなしんどいとかそういう思いは一緒だと思う。みんなで我慢しながら乗り越えていきましょう」と呼び掛けた。

 先が見えない。不安も募る。それでもギータは懸命に前を向いて、今できることに全力を注いでいく。(山田孝人)

 

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