ソフトバンクがV4目指す最後の決戦は「残しておきたい」 交流戦中止決断の12球団

西日本スポーツ 倉成 孝史

 プロ野球の12球団代表者会議が17日、オンラインで開かれ、新型コロナウイルス感染拡大で延期しているセ、パ両リーグ公式戦の5月中の開幕を断念し、交流戦の中止を決めた。2005年の導入以降、交流戦が行われないのは初。新たな開幕日は依然決まっていないが、各球団18試合が組まれていた交流戦中止の決定により、今季の公式戦は最大でも125試合となることになった。昨季まで12球団最多となる8度のVを誇っている福岡ソフトバンクにとっても、交流戦の中止は4年連続の日本一へ向けて少なからず影響しそうだ。

 17日に東京都で1日当たりとしては過去最多となる200人を超える感染者が確認されるなど、新型コロナウイルス感染拡大の勢いは止まらない。この日、日本野球機構(NPB)はオンラインで12球団代表者会議を実施。感染拡大に歯止めがかからない状況の中、当初の3月20日から4月10日以降、4月24日と延期されてきた新たな開幕日が設定されることはなかったが、NPBは大きな決断を下した。

 会議後、オンラインでの会見に臨んだ斉藤コミッショナーは、5月中の開幕断念を決めた理由について「選手のコンディションを考えると、野球の開催日に関して、5月中に行うのは断念せざるを得ない」と説明した。続けて「レギュラーシーズンの試合数も削減せざるを得ない。日本シリーズまでの日程等々考慮しまして、日本生命セ・パ交流戦の開催を今年は見送らざるを得ない」と強調。2005年の導入以降初めて、今季の交流戦中止を決めたことを明かした。

 17日の同会議ではオールスターやクライマックスシリーズ(CS)についての討議はなかったというが、斉藤コミッショナーは日本シリーズの開催について「最後の決戦として残しておきたいという(12球団の声)のが強かった」と話した。感染拡大が止まらない状況で、5月中の開幕断念が決まり「12球団みなさんのご意見を拝聴して、やむをえず、今年はとりやめようと合意した」と、まずは交流戦中止決定に至ったとの認識を示した。

 当初の予定では、今季の交流戦は5月26日から6月14日まで、各球団18試合が予定されていた。斉藤コミッショナーは、仮に6月中旬までに開幕できる場合、本来の交流戦期間にリーグ戦の日程を組み込むことについては「あり得る」と説明。143試合を目指していたレギュラーシーズンは、最大でも交流戦の18試合を引いた125試合に削減されるという。

 新たな開幕日は依然設定されていないが、試合数の削減や交流戦中止は、今後シーズンが開幕しても各チームに少なからず影響を与えることになりそうだ。今季4年連続の日本一を目指すソフトバンクは、交流戦では昨季までの15年間で12球団ダントツとなる8度のV。国難の状況下で有利不利を嘆くチームはないが、イレギュラーすぎるシーズンとなることは間違いない。 (倉成孝史)

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