ソフトバンク周東、SNS投稿に予想以上の反響 「足のスペシャリスト」のヨガ

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 コロナ禍終息後を、乞うご期待! 福岡ソフトバンクの周東佑京内野手(24)が18日、無期限延期となっている今シーズンを進化した姿で迎えることを誓った。オフから打撃強化に努めてきた「足のスペシャリスト」は、開幕が見通せない中で米大リーグに挑戦する秋山(レッズ)らの動画を見て研究を重ねている。来夏に延期された東京五輪の侍ジャパンメンバー入りのためにも、アフターコロナで覚醒する。

 緊急事態宣言は全国に拡大し、17日には2005年から始まった交流戦が初めて中止になることも決まった。収まらない新型コロナウイルスの猛威。今季は二塁のレギュラー獲得に挑む周東は「世界がこんな状況になっているから仕方がない…」と受け止めた。

 開幕は無期限延期。モチベーションを保つことが難しい状況だが、周東は前を向く。「昨年は走ることしか見せられなかったけど、今年は打撃でも見せられるようにしたい。自分の弱いところをしっかり補えるように」。19年3月に育成から支配下登録された。昨季はチームトップの25盗塁をマークしながら、打率は1割9分6厘。安打数も20で盗塁数を下回った。

 昨年11月のプレミア12では侍ジャパンの一員として優勝に貢献した「足のスペシャリスト」は、オフも打撃強化を掲げ試行錯誤。オープン戦は初戦の2月23日オリックス戦(宮崎市清武)で本塁打を含む3安打と幸先よく滑り出したが、12試合で打率2割と課題克服には至っていない。開幕延期を受け、あらためて打撃を見つめ直している。

 自宅で過ごす長い時間を利用して打撃の映像に目を凝らす。イメージをかき立てられるのは2人。今季から米大リーグに挑戦する秋山と西武の源田。昨年までリーグ連覇したチームの1、2番コンビだ。シーズン216安打のプロ野球記録を持つ安打製造機と、しぶとい打撃で投手を疲弊させる巧打者。「秋山さんのようになりたいし、プラスして源田さんのように相手から嫌がられる打者になりたい」。周東が目指す理想形だ。

 時間が限られたペイペイドームの自主練習で確認した打撃フォームを再度、チェック。「短時間だけど、強く振ることを頭に入れてやっている」。振り負けないスイングを手に入れようと必死だ。

 レギュラーとして戦い抜くには、けがをしない体が必要。故障防止のためヨガにも取り組む。その様子を自身のインスタグラムに投稿すると、想像以上の反響があった。「少しであっても、元気をもらったという声もいただいた。そういう点では、やって良かった」。ファンのプロ野球への渇望が伝わってきた。

 コロナ禍が終息すれば、世の中から突然なくなったスポーツへの熱が再燃するだろう。来夏に延期された東京五輪は、その象徴となる。「プレミア12の時も、周囲の選手と比べて自分が日本代表に入れる技術を持っていないと感じた。練習して、そのレベルにするしかない」。チームでのレギュラー定着。そして、自国開催のスポーツの祭典へ-。時間を無駄にするわけにいかない。 (鎌田真一郎)

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