歴史的下克上を締めた育成捕手 甲斐がまだ「拓也」だったころ/復刻

西日本スポーツ

 ◆日めくりソフトバンク 誕生15周年

 ソフトバンク球団は今年15周年。球団がソフトバンクとなった2005年からの出来事を、過去の西日本スポーツ掲載記事で振り返ります。

 2011年4月26日の出来事は…。

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 プロ野球ですっかり定着した感のある「下克上」という言葉。クライマックスシリーズでレギュラーシーズン下位のチームが上位に勝った場合などに用いられるが、ソフトバンクの内部で“歴史的”下克上が起きたのが9年前だった。

 当時ファームの本拠地だった福岡市・雁の巣球場で2軍と3軍が対戦。2軍昇格、支配下登録入りを目指す育成選手が中心の3軍が2軍に1‐0で完封勝ちした。小川2軍監督は「悔しいね。俺は頭にきてるよ」と不満顔。2軍打線は3軍投手陣の細かい継投に歯が立たず、放った安打はわずか4本だった。

 ソフトバンクはこの年から3軍制を導入。2、3軍合わせて年間240試合以上を行う目標を掲げ、その一環として2軍対3軍も組み込まれた。3軍制はやがて育成から支配下、さらに1軍の表舞台へ選手を送り込むシステムとして確立。この日、3軍で最後にマスクをかぶっていたのは当時入団1年目の育成選手で、まだ登録名が「拓也」の甲斐だった。

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