ソフトバンク工藤監督が1軍全野手にかけた「直電」の中身

西日本スポーツ 倉成 孝史

 「直電」で準備中! 福岡ソフトバンクの工藤公康監督(56)が29日、ペイペイドームでの自主練習を視察し、オンライン取材に応じた。投手と野手に別れて行う自主練習は、首脳陣の視察も交代制で、投手を見てきた工藤監督は3月末から野手陣と顔を合わせていない。そこで1軍の全野手に直接電話し、メンタル面のケアや今後の調整について「聞き取り調査」を行ったことを明かした。いまだ開幕日も見えない中、シーズンに向けて指揮官はできる限りの策を打っている。

 本当は毎日グラウンドに足を運びたいという思いをグッと胸にしまい、工藤監督が1週間ぶりに本拠地を訪れた。午前中に行われた投手陣の自主練習で、千賀のキャッチボールなどをチェック。投手と野手で分けて行う自主練習では、球場に入る人数を極力減らすため、首脳陣も午前と午後に1人ずつしか参加しかできない。指揮官にとって4度目の投手練習視察だ。

 「選手たちはおのおのがしっかり考えて日々練習をしてくれている。本当によくやってくれている」。限られた環境下でも真剣に練習に打ち込む各選手の姿に胸をなで下ろしたが、開幕日がいまだに決まらない中、モチベーションを保つ難しさなどメンタル面で心配もある。前回視察した22日もソーシャル・ディスタンス(社会的距離)を保ちながら投手陣と積極的に会話。自らコミュニケーションを取ることで、投手陣のケアに努めている。

 一方で野手陣とはチームが活動を一時休止した3月31日から顔を合わせられていない。工藤監督は先週中に1軍の全野手に直接電話をかけ、会話をしたことを明かした。

 各野手にはオーバーペースによる故障などに注意してほしいということを伝え「ストレスに感じていること、不安、この先のことをいろいろと考えている選手もいるので、私が話すことで少しでも楽になってもらえれば」と心のフォローもした。さらに自主練習の休日のたびに、野手の練習を担当している森ヘッドコーチをはじめ、コンディショニング担当、トレーナーらとオンラインで全選手の情報を共有。チームが一堂に会することができない中、最大限の努力で状況の把握に努めている。

 野手陣への「直電」、投手練習視察時の緊密なコミュニケーションでは、今後の調整面に関する「聞き取り調査」もしている。いまだ開幕日すら見えない中でも、できる準備をできる範囲で地道に進めていく。(倉成孝史)

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