冨安健洋が福岡歴代ベストイレブン得票数トップ 独占取材で明かしたコロナ禍で過ごすイタリアの日々

西日本スポーツ

 アビスパ福岡の創設25周年を記念して西日本スポーツがインターネットで募集した歴代ベストイレブンで、イタリア1部(セリエA)ボローニャの日本代表DF冨安健洋(21)=福岡市出身=が全体の得票数トップとなった。冨安は本紙の独占取材にメールで回答。新型コロナウイルスで深刻な感染被害に見舞われたイタリアでの日々、1年延期となった東京五輪、そしてアビスパへの熱い思いをほぼ原文のまま伝える。

 -ベストイレブンに選ばれ、得票数が1位になった感想を。

 率直にとてもうれしく思いますし、投票してくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいです!

 ただ、やっぱり触れておかないといけないことは、決して一人でプレーしていたわけではなく、先輩方にサポートしていただきながらプレーしていたということです。駒野(友一)選手と岩下(敬輔)選手が隣にいて、前には三門(雄大)選手がいて。経験のある先輩方に本当にサポートしていただきました。特に、1年間隣でプレーさせてもらった岩下選手には、たくさんのことを学ばせていただきましたし、彼とプレーしていなかったらこうして選んでいただくこともなかったと思うので感謝したいです。

 -思い出の試合は?

 (2017年J1昇格)プレーオフ決勝の名古屋戦。僕の移籍前最後の試合ということもありますが、やっぱり勝つことが出来ずJ1に昇格できなかった悔しい気持ちが大きかったですし、一番印象に残っています。

 -アビスパとサポーターにメッセージを。

 25周年おめでとうございます! ここまでの道のりは簡単ではなかったと思います。僕がアカデミー(下部組織)に所属していた時には経営危機に陥るということもありましたし、僕が知らないところでも、たくさんの方がアビスパを愛し支えていたからこそ、ここまで来ることができたと思っています。ただ一人のアビスパサポーターとして、アビスパはまだまだ上にいけるポテンシャルを持っているクラブだと思います。もっと大きく、そしていいクラブになることを楽しみにしています!

 そして、アビスパサポーターの皆さん。ぼくはアビスパに育ててもらいましたし、温かく、そして情熱を持っている皆さんにも育ててもらいました。これからもアビスパの代表としてプレーすることは変わらないです。引き続き応援よろしくお願いします。

 それから、今コロナウイルスの影響で大変な時期を過ごされていると思います。コロナウイルスが終息してリーグが再開されても、お金の面であったり、さまざまな面でアビスパは大変な時期が続くと思います。もちろん、そんな余裕ないよと思われる方もいらっしゃると思いますが、アビスパサポーターの皆さんも一緒にアビスパを支えていってほしいと願っています。みんなでこの状況を乗り越えましょう!

 -生活の現状は?

 基本的に週に2回、スーパーマーケットに行く以外は家にいます。スーパーマーケットに行く時もマスク、手袋は必ずしますし、中に入る時も体温検査があります。中に入れる人数も決まっているので、外で並んで待つこともあります。その時は必ず2メートルほど間隔を空けて並ばないといけません。仕事にいく時、生活必需品を買いに行く時、緊急時以外は家にいないといけないです。警察もパトロールしています。

 トレーニングはチームからもらうメニューとパーソナルのメニューをやっています。チームからダンベル、チューブ、バイクは借りていて、自分でトレーニング道具を家にある物でいくつか作りましたし、ランニングマシンも買ったのである程度のことはできています。食事は自炊していますが、もともと自炊していたので大きな変化はありません。

 子供たちには、今だけではないですがストレッチをしてほしいですね。僕も小学校の時のコーチからストレッチは欠かさずするように小さい時から言われていて、今でも欠かさずストレッチは継続しています。けがの予防にもつながりますし、可動域を広げることにもつながるので是非トライしてほしいです。

 -日本のこともニュースで知ったと思います。その中で印象的な出来事は。

 福岡市が毎週金曜の正午に医療現場で奮闘する関係者に感謝の拍手を送る「フライデー・オベーション」のニュースを見た時に、福岡は一つになれるしみんなの力で必ずこの状況を乗り越えられると思いました。

 -今後もSNSを活用して福岡や日本のファンに情報発信する考えは?

 普段SNSで何かを発信するタイプではないですが、こういう状況でイタリアで生活していますし、感染被害の大きいイタリアからでしか伝えられないこともあると思うので、今後も何かあればSNSを通じて発信させていただこうと思っています。また、子供たちとの触れ合いだったりもオンラインでできればと思っています。

 -五輪の1年延期を知った直後の感想と今の心境は。

 オリンピックが延期になるとは思っていなかったので、衝撃を受けました。来年になったからといって気持ちに大きな変化はありませんし、また1年より良い準備をするだけだと思っています。ただ、僕たちアスリートはまた1年新たな気持ちで準備しますが、オリンピックに関わる方々、運営してくださる方々もまた1年準備してくださるので、そういった方々への感謝の気持ちを忘れずに僕たちアスリートは準備しないといけないと思います。より良いものができることを1人のアスリートとして期待しています。

 西日本スポーツがインターネットで応募した歴代ベストイレブンは、アビスパ福岡を応援する飲食店の店主が選んだベストイレブンをもとにノミネート選手を挙げる形で行われ、1日に投票が締め切られた。冨安はセンターバックで80%以上の票を集め、全体の得票総数でもトップだった。

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