福岡歴代ベストイレブン 中村北斗の「記録にも記憶にも残るゴール」

西日本スポーツ

 Jリーグのアビスパ福岡の25周年を記念し、西日本スポーツが行った歴代ベストイレブンのネット投票でサイドバックに選ばれた中村北斗(現福岡U―18コーチ)とアレックス(現徳島ユースアシスタントコーチ)は日本代表DF冨安健洋(ボローニャ)に次ぐ得票を集めた。投票はサポーターが集まる飲食店の5人の店主がそれぞれ選んだベストイレブンを元にエントリー選手を決め、自由記述欄も作った。

 2015年12月6日の記憶はサポーターの心に深く刻まれているだろう。0-1で迎えた後半42分、右サイドを駆け上がった中村北斗が角度のない位置から同点ゴールを決めた。

 福岡を5年ぶりのJ1に導く“昇格弾”。「(J1に)上げたいと思って帰ってきて、それがうまくゴールという形にもなって。記録にも記憶にも残るゴールになった」。中村コーチは「やっぱり」と思い出の試合にJ1昇格プレーオフ決勝のC大阪戦を挙げた。

 プロ2年目の05年に定位置を獲得し、J1昇格に貢献。「自分のことしか考えていない。独り善がりのプレーが多かった」。移籍を経て15年に復帰。10年の経験をピッチで注ぎ込み、アビスパの救世主になった。05年は「達成感があった」、15年は「ホッとした」と抱いた気持ちも違う。

 長崎に所属した昨季限りで現役を退き、福岡の下部組織のコーチに就任。「プロの動きのレベルを教える。一緒にプレーしながらできれば」。引退直後の指導方針は、時をほぼ同じくして徳島で育成年代のコーチになったアレックスコーチの言葉と重なる。

 サポーターが選んだベストイレブンに「率直にうれしい。でも選ばれなかったら寂しいかな」。偽らざる本音だ。第二の人生も「アビスパへの恩返し」から走りだした。

PR

アビスパ福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング