中村晃お立ち台デビュー 先輩たちにいじられた「もっと喜べ」/復刻

西日本スポーツ

 ◆日めくりソフトバンク 誕生15周年

 ソフトバンク球団は今年15周年。球団がソフトバンクとなった2005年からの出来事を、過去の西日本スポーツ掲載記事で振り返ります。

 2011年5月10日の出来事は…。

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 初めてのお立ち台で見せた笑顔は感動と緊張でぎこちなかった。高卒4年目でプロ初スタメンの中村晃がスタンドから降り注ぐ拍手と声援に酔いしれた。「これが1軍なんだと初めて感じた。この喜びを忘れないようにしたい」。お立ち台に上がったもう一人のヒーロー和田に頭をポンポンとたたかれ、祝福された。

 試合前とは別人の姿だった。「先発を告げられたときは緊張で頭は真っ白。だけど打席に入ると冷静な自分がいた」。2回にオリックス先発の寺原からプロ初安打、初打点をマーク。さらに初盗塁の三盗、ホームにかえって初得点。ベンチに戻ると「もっと喜べ」と先輩たちにヘルメットをたたかれたが「そういう顔なだけで、すごくうれしい」と目尻を下げた。

 4回に右前打、8回は三塁内野安打で初の猛打賞。故障者続出でめぐってきたチャンスを生かした21歳は「先発して安打できなかったら落とされてしまう。危機感を持ってやっている」と目をギラつかせた。同僚の岩崎や日本ハムの中田、ヤクルトの由規、ロッテの唐川らに代表される1989年度生まれ。「開幕1軍に入った選手が多い。特に中田はすごい。見習わないと」とまた目をギラギラさせた。

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