“疑惑の判定”J1残留を逃した2006年の真相 福岡OBがオンライン飲み会でぶっちゃけ

西日本スポーツ 向吉 三郎 末継 智章

 Jリーグのアビスパ福岡の創設25周年を記念し、西日本スポーツがインターネットで募集した歴代ベストイレブンに選ばれた古賀誠史さん(40)と千代反田充さん(39)がビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を利用してオンライン飲み会を開き、J1昇格を決めた2005年、J1で健闘した06年を大いに語った。引退後、福岡でサッカースクールを運営する古賀さんと、アサヒビールのサラリーマンに転身した千代反田さんは、ともに高校3冠を達成した東福岡高時代からの付き合い。“疑惑の判定”でJ1残留を逃した神戸との06年J1・J2入れ替え戦第2戦の真相など当時の秘話をぶっちゃけた。 (構成 向吉三郎、末継智章)

■祝ベストイレブン

 -まずは乾杯。ビールの用意はできました?

 千代反田さん 誠史さんのことだからアサヒビール以外を買うかと思っていましたよ。良かった。

 -アビスパを離れた後も連絡を取り合う仲とか。そんな2人がネット投票でそろってベストイレブンに選ばれました。

 古賀さん(以下敬称略) (サポーターに)覚えられているのが、うれしいですね。他の選手と比べて活躍したかは分からないけど。

 千代反田 25年の歴史がある中でセンターバックで(イタリアで活躍する日本代表の)冨安(健洋)君と一緒に選ばれたのはうれしいです。福岡は地元ですし、長い時間がたっているのに。

 -左サイドバック(SB)はアレックスさんが選ばれました。

 古賀 彼がいたからこそ、僕が生きた。

 -思い出の試合は。

 古賀 2006年の(入れ替え戦の)神戸戦ですね。

 -当時J1で入れ替え戦ではアウェーで0-0、ホームは1-1で、アウェーゴールの差で降格が決まった。

 古賀 緊張感があったし、結局、引き分けで落ちてしまって。

 千代反田 負ける感覚はなかったですよね。2試合とも。

 古賀 まあ、チヨのアビスパでのラストゲームだけどね。

 千代反田 そこは。いろいろあるじゃないですか。言えませんよ。

 -アウェーゴール方式のルールを選手が理解していなかったという報道もあった。

 古賀 1試合目の後に僕がマスコミに言ったんです。「そんなんあるんですか」って。

 千代反田 犯人は誠史さんだった…。

 -ミーティングなどで説明があった。

 古賀 あった~?

 千代反田 みんな分かってたと思いますよ。(ホームで失点して)引き分けはまずいと。

 -第2戦の試合終了直前に混戦から得点が入ったかに思われたがノーゴールの判定だった。

 古賀 入っていたかどうかは角度的に僕は分からなかった。でも(神戸の)ハンドがあったのかなと。その後、神戸に移籍したけど、そういう(ハンドの)証言もありました(一同笑)。

 千代反田 僕は一番近くにいたけど、入ったか分からなかった。と、考えるとノーゴールも仕方ないのかな。ハンドには見えたけど、それも含めてそこを越えられなかったということ。

 -06年はJ1残留に一番近かったと思う。

 千代反田 (前年J2で18得点の)グラウシオがけがをしてしまった。点を取れるFWがいれば残れたと思う。やっていて戦えていない感覚はなかったですよね。

 古賀 グラウシオもけがをしたし、俺もけがした。他にも(けが人が)いて、不運というのもあった。

 -千代反田さんの思い出の試合は。

 千代反田 J1に昇格した05年(11月13日)のホーム札幌戦です。2位だったけど2連敗して3位との差が詰まってきたんです。そこで3-0で勝った。プレッシャーのかかる中で僕もゴールできましたし。次も勝って、その次(ホーム徳島戦)で昇格を決めた。

 古賀 その試合、僕は外されていて(ベンチ入りで不出場)。昇格を決めた徳島戦も外されて(同)。うれしくなかった。

 千代反田 覚えてますよ。誠史さん、一切、笑っていなかった。

 古賀 僕、1年に1度ぐらい必ず外される時期がありましたから。

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