ソフトバンク開幕へ実戦プラン着々 延期中に状況変化、育成の星候補を待つ「狭き門」

西日本スポーツ 長浜 幸治

 開幕1軍争い再ゴング! 3月に支配下登録された福岡ソフトバンクの尾形崇斗投手(21)とリチャード内野手(20)が、開幕1軍入りに向けて闘志を燃やした。25日にも約2カ月ぶりの実戦となる紅白戦が行われる見込み。少しずつ見えてきた待望の開幕に向けて、チームは19日に時間を2分割して投手と野手合同の練習をスタートする。アピールの場に飢えた若タカの代表格でもある2人は既に戦闘モードに入った。

 6月中の開幕を目指すことで12球団が一致する中、4年連続日本一を目指すタカの動きも加速する。19日からはペイペイドームと筑後のファーム施設で投手と野手が合流し、時間帯を午前と午後に分けた2グループ制での分離練習を開始。3日間の練習後、22日は休みで、23日から4勤1休とペースを上げる。自主練習ではできなかったシート打撃などの実戦形式の練習に加え、首脳陣は25日にも紅白戦を実施する考えだ。

 2カ月近く「休止状態」だった開幕1軍争いのゴングが再び鳴る。寮生活を送る若手は、当面これまで通り筑後で練習を行う見通し。ただ、オープン戦終了時に1軍にいた選手は、紅白戦に合わせてペイペイドームに呼ばれる可能性が高い。アピールの機会に飢えた若タカにとっては再び巡ってきたチャンスだ。

 誰よりも鼻息が荒いのは尾形だ。オープン戦では5試合で計11回を無失点。猛アピールに成功して3月16日に育成から支配下登録をされたが、新たな背番号「39」となってから実戦登板がない。ストレスを抱えながらも「こういう時に目標を見失わずにやれるのが自分の長所だと思っている」と自主練習期間中にトレーニング機器を自費で購入。肩周りの筋力強化に努めるなど準備を進めた。

 オープン戦中はリハビリ中だったエース千賀や高橋礼、高橋純らが順調に回復。3月より1軍の門は当然狭くなる。それでも尾形は「その方たちと競えるのは楽しみです」と、厳しい争いが成長の糧となると強調。「ここで勝ち残れば、本物のメンバー入りといえると思う。アピールチャンスが減ったと考えるんじゃなくて、3月より競争が激しいからこそ、勝てれば本当に認められたと思える。僕には実績がないので、結果で信頼を勝ち取るしかない」と闘志を示した。

 打の新星も同じだ。尾形と同日に支配下入りしたリチャードも、焦りを必死に抑えながら、筑後で汗を流した。「気持ちが入りにくい日が多く、モチベーションを保つことが難しかった」と本音ものぞかせたが、見えない先輩の存在を刺激にした。「ドームでやっている先輩はもっと練習しているんだろう、とイメージできた。だからこそもっとやらないと、と思えた。とにかく1軍に食らいついていくだけ」。開幕1軍争いは激しさを増す一方だ。(長浜幸治)

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