背筋が凍り付いた強烈ライナー その直前、上林は私に視線を向けた

西日本スポーツ

 一瞬目が合ったか。その直後、強烈な恐怖感が私を襲った-。

 2019年7月4日のソフトバンク対楽天戦。ヤフオクドーム(当時)の三塁側カメラマン席から取材していた。ソフトバンクが4点リードの6回、1死一塁の好機に代打上林が打席に入った。

 カウント1-2からの4球目。上林がバットを鋭く振り抜いた瞬間、彼は私に視線を向けたような気がした。目と目が合ったと思うやいなや、ファインダー越しにライナーが飛んでくるのが分かった。打球はそのまま真正面のフェンスに直撃し、私は難を逃れた。

 撮影データを見返すと、バットを振った後から、3枚だけシャッターが切れていた。真っすぐ飛んでくる硬球と、私の方を見る上林=写真(1)(2)(3)。記録的には単なるファウルだが、個人的には背筋が凍り付く場面だった。 (佐藤桂一)

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 西スポカメラマンが撮った決定的瞬間や記憶に残るシーンを集めた企画「お宝写真館」。取材時の思い出やエピソード、裏話などを随時、紹介します。

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