甲子園を目指していた球児の皆さんへ

西日本スポーツ

 日本高野連は20日にオンラインで第102回全国選手権大会の運営委員会と理事会を開き、8月10日から甲子園での開催を予定していた大会を中止することを決めた。

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 甲子園を目指していた球児の皆さんへ

 皆さんの夢の甲子園を守ることができなかった。この社会の大人の一人として責任を感じます。

 約20年、高校野球の取材に携わってきて、みなさんがどんなに高校野球にかけてきたかを見てきました。体が切れるような寒さの中での練習、体の限界に挑みながら取り組んだトレーニング、体重増加のため涙を流しながらご飯を食べてきたことも。どんなにつらい練習も「甲子園に行くためなら」と耐えていた姿を何度も見ました。

 甲子園出場で「お世話になった人に恩返ししたい」と話してくれた選手もいました。でも周囲の人はわかっています。18年間の人生の大半を野球とともに過ごしてきたあなたがどんなに頑張ってきたか。支えてきた人にとっては野球を通じてあなたと喜びや悲しみをわかちあえたことこそが最大の恩返しなのです。

 最後の夏はなくなっても甲子園を目指してきた努力はなくなりません。この世代に勝者も敗者もありません。仲間と一緒にあと一球、あと一振りを求めて頑張ってきたことはこれから必ずあなたを助けてくれる。高校時代に誇りを持ってこれからの人生を切り開いてほしいと願っています。

高校野球担当 前田泰子

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