独自の地方大会決定、球児の目つき変わった「ようやく朗報」号泣部員も歓喜

西日本スポーツ

 長崎県高校野球連盟(西田哲也会長)は22日開いた臨時の運営委員会で、新型コロナウイルス感染拡大のため中止が決まった全国高校野球選手権長崎大会の代替大会を、同連盟として独自に開催することを決めた。九州では初めての決定。

 中止となった第102回全国高校野球選手権長崎大会の代替となる県大会開催決定の報に、県内の選手たちは「目つきが変わった」と監督に感じさせるなど新たな目標を得て、チームのムードも変わりつつある。

 出場を決めていた今春の選抜大会に続き、雪辱を誓った夏の選手権も中止になった創成館。稙田龍生監督は「ようやく明るいニュースが聞けた」と声のトーンが上がった。中止が決まった時は涙を浮かべる選手もいたという。失意の3年生たちを「目標を見失っていた」と気にかけていたが、県大会開催が決まり「選手たちも気合が入ってきた。このタイミングで正式に決まったことがうれしい」と稙田監督はチームのムードが変わってきたことを実感していた。

 抽選会も大会期間も当初組まれていた長崎大会とほぼ同じ日程で行われ、決勝は7月28日。離島勢の感染防止策はこれからだが、例年どおりトーナメント形式で長崎チャンピオンを決める「ガチンコ」勝負となる。

 20日の中止発表時に部員が号泣していた長崎商ナインも代替大会開催を喜んだ。西口博之監督は「単なる思い出作りの大会ではない。7月28日を目標に1試合でも多くやろうと3年生だけでなく1、2年生も目つきが変わった」と話す。2年連続甲子園出場を目指すはずだった海星の加藤慶二監督も「やるからには3年生だけの緩い感じではしたくない」と「本気」で臨むつもりだ。

 長崎以外の九州各県の高野連も代替大会開催の選択肢も含めて協議中。佐賀は23日、福岡は25日の会見で今後の方針を発表し、大分は6月3日、熊本は同4日に理事会を開く。宮崎も代替大会開催を検討中だが、離島のチームが多い鹿児島、沖縄はこれから開催可否を含めた方向性を決めていく。(前田泰子)

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