もう万全?ソフトバンク内川に「おーい、県人会」大分出身投手を襲った強烈安打

西日本スポーツ 長浜 幸治

 福岡ソフトバンクの内川聖一内野手(37)が24日、ペイペイドームで行われた合同練習のシート打撃で3安打を放って好調をアピールした。約2カ月ぶりとなった実戦形式の投手との対戦で4打席に入り、持ち前の対応力の高さを発揮。今年2月の春季キャンプ中に関節炎と診断された左膝の状態も万全。最短で6月19日が見込まれる開幕日に向け、20年目のベテランがさらにペースを上げる。

 最短で6月19日が見込まれる開幕に向け、自然と気持ちは高ぶった。本拠地でのシート打撃で3安打。オンライン取材に応じた内川は「今はテンションが上がってきている。野球ができないことの方がつらい、悔しいと思わせられたから」と納得の表情を見せた。

 実戦形式で投手と対戦したのは3月下旬以来。それでも通算2171安打の存在感を見せつけた。加治屋との2打席は中前打と右飛で、松田遼からも中前打。2人からの快音はいずれも直球だった。さらに締めくくりは同じ大分市出身の左腕笠谷との対戦だった。

 スライダーを完璧に捉えた打球は、笠谷の左肩を直撃する投手強襲安打。一塁ベース上では心配顔だったが、駆けつけたトレーナーに「大丈夫」と告げて続投した姿に表情を緩めた。内川と同じくほっとしたベンチからも「おーい、県人会」という声が飛んだ。

 3安打という結果にも「手応えは正直そんなに感じていない」とした上で「(バットの)芯に当たったのはプラス材料」と続けた。何より「ボールの見え方や打撃の感覚は毎年違う。その時その時でしっかりアジャストしていくだけ」という言葉に貫禄がにじんだ。

 2月の春季キャンプ中に左膝関節炎と診断されたが、3月は2軍戦で調整。左膝の回復は順調で、自主練習でも「しっかり走り込みができた」と話す。この日も「体の状態はすごくいい。体に不安なくプレーできることが一番楽しい」と笑みを見せた。

 「プロ20年間でこんなにメリハリのない時間を過ごしたのは初めて」。コロナ禍で開幕延期が続いた日々を振り返った37歳は「久しぶりに(ペイペイ)ドームの打席に入って、150キロ近いボールを見た。これから対応していかないと」と明るく口にした。

 開幕への準備期間が短くなることは、プロ野球選手にとってうれしい悲鳴となる。「どの選手も限られた時間の中でやるのは変わらない。100パーセントまで(状態を)上げるつもりでやらないといけない」。頼れるベテランが心身ともに状態を上げる。 (長浜幸治)

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