まさか、あの一本足打法を目の前で見られるとは 王会長が打席に立った瞬間

西日本スポーツ

 OB戦というものは、あまり好きではない。往年の名選手に再会できる感動よりも、変わってしまった姿に当惑してしまうことが多いからだ。

 でも、この試合は違った。2018年2月10日、宮崎市で開催された巨人と福岡ソフトバンク(南海、ダイエー)のOB戦。まさか、あの一本足打法を目の前で見られるなんて思いもしなかった。

 それはいきなりだった。1回2死一塁、巨人の4番DH王会長に打順が回ってきた。打席に入り、すっと右足を上げて構える。77歳(当時)とは思えないスムーズな動きと鋭い目線、色あせぬ存在感。現役時代を映像でしか見たことがない私の前に現れた“伝説”のホームランキング。「世界の王」の目撃者として、現場の空気も入れて撮ろうと、息を止め丁寧にシャッターを切った=写真。

 残念ながら、工藤監督、城島アドバイザーのダイエーバッテリーに空振り三振に仕留められた。打席に立ったのはこの1回のみ。楽しそうに、でもちょっぴり悔しそうに長嶋氏、金田氏らの待つ巨人ベンチに帰っていく王会長を見て、まるで時間旅行をしたような気分だった。 (軸丸雅訓)

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 西スポカメラマンが撮った決定的瞬間や記憶に残るシーンを集めた企画「お宝写真館」。取材時の思い出やエピソード、裏話などを随時、紹介します。

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