ソフトバンク千賀、開幕不在 リハビリ組、現状はローテ候補外

西日本スポーツ 倉成 孝史

 春季キャンプ中から右ふくらはぎ張りや右前腕部の違和感のため調整が遅れている福岡ソフトバンクの千賀滉大投手(27)が、開幕1軍メンバーから外れる見通しとなった。4月9日からの自主練習期間中はペイペイドームで練習を行い、5月上旬には90メートルの距離を投げるなど回復ぶりを見せているが、全体練習が再開された25日からは再び筑後のリハビリ組に合流。26日、オンライン取材に応じた工藤公康監督(57)は、今後フリー打撃やシート打撃の登板、2軍戦での実戦登板を経て慎重に1軍復帰への段階を踏ませる方針を示した。

■25日にリハビリ組合流

 V4を狙う工藤ホークスが、昨季まで2年連続で開幕投手を務めたエース不在でシーズンの船出を迎えることになりそうだ。25日に、今季の開幕日が正式決定。26日、全体練習再開後2戦目となった紅白戦を見守った工藤監督は「開幕が決まったことで、紅白戦も気持ちが乗ると思う。内容の濃い紅白戦だった」と、選手らが心身ともに開幕へ向けた準備のギアを上げやすくなったことを喜んだ。

 今後も紅白戦や6月中に予定されている練習試合を経て、開幕ローテの選考などを急ピッチで進めていくことになるが、現時点でエース千賀はその候補から外れている。千賀は自主練習期間中や投手と野手の合同練習が行われていた今月24日までは、移動の負担なども考慮されペイペイドームで調整。ただ、全体練習が再開された25日からは筑後のリハビリ組へ再合流した。

 工藤監督は、現在の千賀について「今度、打撃投手を務める予定と聞いている」と、近日中に実戦形式の練習に臨める状態であることを明かした。ただ「まずはリハビリから復帰した場合は打撃投手やシート(打撃)を経由して、最終的に紅白戦や試合に投げて、リハビリ組を卒業となる。今リハビリ組にいる選手はその形になる」とも説明。開幕までは4週間を切っているが、故障明けということもあり、エースにも慎重に段階を踏んで1軍復帰の道を歩ませる方針を示した。

 千賀は春季キャンプでコンディションが整わず、打者相手に登板ができず、2月23日からは1カ月以上もノースロー調整を強いられた。3月末にキャッチボールを再開。自主練習期間中の今月3日にはオンライン取材に応じ、90メートルの距離を投げ、ブルペン投球も可能な状態までコンディションが回復していることを説明していた。その際に「(最初の開幕日に)間に合わなかった人間として正直、難しい感情ですけど…。そこ(新たな開幕)の週に合わせられるように、準備したい」と、強い意欲も見せていたが、4年連続日本一を狙うシーズンのスタートには間に合わない見通しとなった。 (倉成孝史)

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