日本の選手に新たな価値観 Jリーガーに広がる「1人スポンサー訪問」

西日本スポーツ

 新型コロナウイルスの影響でJリーグ公式戦の中断が続く中、コロナ渦で厳しい経営を強いられながらもクラブを支えているスポンサーに感謝の気持ちを伝えようとする動きが選手たちから出ている。J2ギラヴァンツ北九州のMF加藤弘堅(31)は自主トレーニングの一環で行っていたランニング中にクラブのスポンサーの会社近くを立ち寄り、写真を撮ってツイッターで感謝の言葉を添えて発信する「1人スポンサー訪問」を行った。

 加藤の活動を見たJ1大分トリニータのFW伊佐耕平(28)もインスタグラムで1人スポンサー訪問を実施。J2アビスパ福岡のGK杉山力裕(33)は、ユニホームスポンサーの博多グリーンホテルが新型コロナウイルスの無症状者や軽症者を受け入れたことをインスタグラムで取り上げ、尊敬の念を示した。九州の各クラブでも公式戦中断で広告露出の機会が減ったスポンサーを支えるため、公式サイトやツイッターでスポンサーの活動内容や商品などを紹介している。

 スポーツビジネスを研究する九州産業大の福田拓哉准教授は「日本の選手はスポンサーのメリットを考える点がまだ足りなかった。試合で結果を出すという従来通りの恩返しができない今回、新たな価値観や行動が出てくるようになった」と取り組みに賛同を示す。一方で「クラブにとっては既にスポンサーと契約を結んでいる今季より、契約が見直される来季の方が正念場になる」と推測。「クラブが発信力を使ってスポンサーにメリットを提供することが正念場を乗り越えるためにも大事」と語った。

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