ソフトバンク新人野手唯一の1軍生き残り 柳町のビックリ弾に自粛期間の成長の跡

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ◆ソフトバンク紅白戦 紅組6-2白組(31日・ペイペイドーム)

 開幕生き残りへ、強烈アピール!! 福岡ソフトバンクのドラフト5位ルーキー、柳町達外野手(23)=慶大=が、31日の紅白戦でペイペイドームの左翼テラス席への3ランを放った。新外国人左腕ムーアの真っすぐに力負けせず、逆方向に運んだ一発を工藤監督も高評価。チームの新人野手で唯一1軍に踏みとどまっている23歳は、6月2日に始まる練習試合でのさらなるアピールを誓った。

■筋トレで2キロ増

 指揮官も目を見開く一発だった。6回2死一、二塁、紅組の「10番打者」に入った左打ちの柳町がムーアの外角147キロを振り抜いた。外出自粛期間にウエートトレーニングを強化して2キロ増量したボディーから放たれた打球は、低い弾道で左翼テラス席に飛び込んだ。「広角に打てるのが僕の持ち味。いいアピールができた」。胸を張る23歳に、工藤監督も「逆方向への本塁打はびっくりしました。ナイスバッティング」と賛辞を惜しまなかった。

 1軍生き残りへ勝負の日々が続いている。5月30日までの紅白戦4試合で計8打数2安打。三振は五つを数えていた。31日も1打席目はムーアの外角真っすぐに手が出ず、見逃し三振。「なんとか食らいついてやろう」と臨んだ2打席目に仕留めた。存在感を示す一発に、指揮官も「何よりも柳町君本人が長打が出たことでほっとしただろうし、自信をつけた部分もあると思う」と目を細めた。

 春季キャンプは柳町とドラフト1位の佐藤、2位の海野の新人野手3人がA組(1軍)スタートを切った。海野はキャンプ序盤に右肘痛で離脱。佐藤はオープン戦11試合で打率3割6分8厘と好調だったものの、右肘痛で25日にリハビリ組に合流した。筑後の寮でともに生活する佐藤に1軍の雰囲気を伝えているという柳町は「自分と近い年代がどんどん1軍に上がれるという希望(の存在)になれたら」と、唯一残った新人野手としての強い気概を持っている。

 6月2日に再開する練習試合は12試合。「6・19」のメンバー入りへ、さらに激しいサバイバルレースが続く。「僕は調整とか言っていられる立場じゃない。とにかく開幕1軍を目指して結果を残していくしかない」。がむしゃらにアピールを続けていく。 (長浜幸治)

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ