ソフトバンク開幕投手が決定、工藤監督が東浜に通達 故障者回復も評価は動かず

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク紅白戦 紅組6-2白組(31日・ペイペイドーム)

 福岡ソフトバンクの工藤公康監督(57)が31日、今季の開幕投手に東浜巨投手(29)を指名したことが分かった。この日、2度目の紅白戦登板で3回完全投球を見せた右腕に登板後、通達した。一度は東浜を開幕投手に指名していたが、開幕が3カ月遅れたことで再び人選を進めてきた。それでも好投を続ける右腕に異例ずくめとなる2020年シーズンの初陣、6月19日開幕戦のまっさらなマウンドを託す。

■宝刀シンカーさえた

 非の打ちどころがない投球を見せた東浜に、工藤監督はコロナ禍に見舞われ120試合制となる2020年シーズンのオープニングゲームを託すことを決めた。

 3回1安打無失点だった5月26日の紅白戦から中4日。白組で先発した東浜はコーナーの出し入れを駆使するなど打者を翻弄(ほんろう)。最速147キロの直球ではファウルでカウントを稼ぐなど球威を増し、宝刀シンカーの精度も上がった。35球を投げ3回で3三振を奪い、9人で抑える完璧な投球を見せた。捕手の後方からネット越しに投球を見守った工藤監督は、賛辞の言葉を惜しまなかった。

 「(一度)開幕投手に僕が指名したこともあり、自主トレ期間中も気持ちの入り方が違った。ウエート場で話した時も『もう一度、つくり直す』と自分を高めていこうという気持ちが非常に出ていた。(以前と)同じような結果をしっかり出してくれたので、頼もしく思っている」

 当初予定されていた3月20日の開幕を前に一度、東浜にプロ8年目で初めてとなる大役を託していた。有力候補の千賀が出遅れたことも要因の一つではあったが、昨年6月に右肘手術を受けながらも、東浜が春季キャンプから安定感のある投球を続けてきたのは確かだった。

 ただ、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が3カ月延び、東浜が故障明けであることやけが人が回復してきたことを踏まえた上で、指揮官は開幕投手を再検討する方針を打ち出した。5試合の紅白戦で選手のコンディションを入念にチェック。他球団で続々と開幕投手が決まっていく中、最有力候補の右腕が立て続けに申し分ない投球を見せつけてくれた。

 試合後、オンライン取材に応じた工藤監督は「(東浜に)傾いてきているのは確か。投手コーチと、いつ(開幕投手を)言うのが選手のコンディショニングや調整面でいいのかを話してから、伝える時期を見極めたい」と話していたが、その後、本人に通達した。

 6月2日の練習試合オリックス戦(京セラドーム大阪)が皮切りとなる対外試合12試合が総仕上げの場。開幕日の「6・19」に向け、チームはもう一段ギアを上げる。開幕投手の決定が、本番モード突入への号砲になる。

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