ソフトバンク30歳に「伸びしろある」と工藤監督 開幕ローテ争い生き残った50球

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 ◆練習試合 オリックス1-2ソフトバンク(2日、京セラドーム大阪)

 開幕日が6月19日に決まってから、初めて行われた対外試合。開幕ローテーション争いの渦中にいる二保は、初陣を前に「開幕ローテーションを全力で目指していく」と息巻いた。先発枠は開幕投手の東浜とムーア、和田の3人が決まり、残るは3枠。限られた登板で一つのミスが致命的になりかねない中、我慢の投球で「結果」を追い求めた。

 初回先頭T-岡田をストレートの四球で歩かせた。いきなり重い空気が漂ったが、ここで武器が生きる。2番ロドリゲスに対しツーシームで芯を外させ5-4-3のダブルプレーで断ち切った。2回は四死球と暴投が絡み2死二、三塁のピンチを招きながら、9番後藤からフォークで空振り三振を奪い、3回も得点圏に走者を背負ったが得点を許さず粘りを見せた。

 回を追うごとに修正を加えながら4回2死、球数が50球に到達したところで、マスクを着けた森山投手コーチが駆け付けた。生き残りを懸けたマウンドは、被安打2、3四死球を与えながらも無失点。工藤監督からは「(調子が)良いときばかりではないので、悪いときにどうするか。修正ができるということは伸びしろがある。次、楽しみにしたい」との評価を受けローテーション入りを争う舞台に踏みとどまった。

 2016年に右肘の「トミー・ジョン手術」を受けた右腕はプロ11年目だった昨季、先発として初勝利を挙げるなど8試合に先発して1勝。今年はオフから先発仕様でトレーニングを積み「体の変化が分かってきた」と手応えをつかみつつある。5月28日の紅白戦でも3回1安打無失点。そして、対外試合初戦も無失点を継続しアピール材料は積み上げた。それでも、内容には納得していない。

 「今日の調子は悪かった。毎試合調子が良いわけではないので、今日のような投球、経験を生かしていきたい」

 しのぎきった投球も今後の糧にすると誓った30歳。一足飛びとは行かずとも、着実に自身初の開幕ローテ入りへ近づいている。 (鎌田真一郎)

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