故障明けソフトバンク2投手開幕へめども…工藤監督「他もいる」先発候補慎重に判断

西日本スポーツ 山田 孝人

 ◆練習試合 オリックス3-3ソフトバンク(4日、京セラドーム大阪)

 故障を乗り越えた2人が、そろって開幕ローテーション有力候補であることを示した。先発バンデンハークは被安打5、2失点ながら4回を59球、5奪三振。最速150キロを記録した。2番手の高橋礼は4回、57球を投げて被安打1、1失点で最速137キロ。両投手の順調な様子に、工藤監督も「久しぶりの対外試合で緊張もあったと思うが、よく投げてくれた」とうなずいた。

 左臀部(でんぶ)の張りなどのために3月からリハビリ組で調整してきたバンデンハークは、尻上がりに調子を上げた。初回こそジョーンズに先制打を許すなど2失点。ただ「2回以降はうまく修正して投球することができた」と立ち直って相手打線を封じた。「久しぶりの対外試合で野球ができて、とても良かった」と納得の表情。「次回はもっと球数も増やしたい。球場の静かな雰囲気にもまだ慣れないが、そこもうまく調整していきたい」と今後への自信を示した。

 左太もも裏痛からのリハビリ明けの高橋礼は、2番手で今年初の対外試合に登板。8回こそ先頭の後藤に同点ソロを浴びたが、自身が調子のバロメーターに挙げる真っすぐの強さに自信を持てた。「思ったより強い球があった。捕手は強い球が来ていたと言ってくれた。カウントを稼ぐことができるかな、と手応えは感じた」と現状を自己分析する。もちろん満足はしていない。「(開幕は)ぎりぎりですかね。技術的な部分を向上させるにはまだ早いし、余裕はない。昨年よりここをどうしようというより、最低でも昨年の状態をという認識」。昨年の新人王は急ピッチで仕上げるつもりだ。

 開幕ローテーション入りへ、工藤監督は今回4イニング程度の投球などを求めていたが「他の投手もいる。開幕まであと(登板は)1度か2度。どこまで球数やイニングが伸びるかどうかも考えないと。内容も含めて検討したい」と語るにとどめた。実績ある両投手の内容を高評価しながらも、ともに負傷明け。首脳陣は残りの練習試合などの内容を見極めた上で慎重に判断を下す方針だ。それでも開幕ダッシュを狙う工藤ホークスにとって、2人の好投はとびきりの朗報に違いない。 (山田孝人)

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