巨人を退団して6年 日本に戻ってきた大砲が劇的な初アーチ/復刻

西日本新聞

 ◆日めくりソフトバンク 誕生15周年

 ソフトバンク球団は今年15周年。球団がソフトバンクとなった2005年からの出来事を、過去の西日本スポーツ掲載記事で振り返ります。

 2010年6月9日の出来事は…。

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 打った瞬間に分かった。本拠地のバックスクリーン右へ伸びていく弾道を見ながら、39歳になったばかりのペタジーニは両手を3度たたき小さくジャンプした。「ホームランは何本も打っている。あの感触ならいったと思った」。延長10回、日本では巨人時代の04年10月以来となる復帰1号は劇的なサヨナラ弾だった。

 負ければ交流戦優勝が消滅する瀬戸際で待望の一発が飛び出した。初回にメジャー通算51勝の横浜・大家から先制の2点打。同点で延長に入り、真田の高め146キロを打ち砕いた。日本通算224本目のアーチが自身5本目のサヨナラ弾。まさに、ペタに始まりペタに終わった試合だった。

 巨人を退団後、米メジャー、メキシコ、韓国の球界を渡り歩いた。主軸の故障などで補強が急務だったソフトバンクがペタジーニの獲得を発表したのはこの年4月。6年ぶりに日本球界へカムバックした大砲は2軍で調整を続け、5月末に1軍昇格していた。「目覚めたな、ペタちゃん。どんどん上がってくるだろう」。秋山監督もうれしそうに目を細めた。

 オルガ夫人とのラブラブぶりも健在だったペタジーニはこの年、有終の10本塁打を記録して現役生活にピリオドを打つことになる。

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