大分・明豊の若杉主将「あの夢の舞台に」川崎監督は集大成の戦い願う

西日本スポーツ 稲田 二郎

 日本高野連は10日、8月に兵庫県西宮市の甲子園球場で「2020年甲子園高校野球交流試合(仮称)」を開催すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止になった今春の第92回選抜高校野球大会の出場校に選ばれていた32校を招待する。九州からは鹿児島城西、大分商、明豊(大分)、創成館(長崎)が招待される。対戦カードは7月18日の各校主将によるオンライン抽選会で決まる。

 明豊は大分県別府市の同校グラウンドで行った練習の冒頭、赤峰淳部長が部員たちに交流試合の開催を知らせた。エースで主将の若杉晟汰(3年)は「なんでマスコミの人たちが来ているのかと思っていた。信じられません」と言って、ほおを緩ませた。

 昨秋の九州大会制覇、選抜大会への出場決定と大会中止、そして夏の全国高校野球選手権の取りやめ…。何度も心を揺さぶられ、夏の大会中止が決定した後、やる気を失った選手たちもいた。ただ大分県独自の代替大会の開催が決まり、3年生32人全員が試合に出られるよう、代替大会での決勝進出を目指して、再びモチベーションを上げていたという。

 投打ともに充実し、「日本一」を目標に掲げてきたチーム。若杉主将は「昨春の選抜大会でベスト4入りし、もう一度、あの夢の舞台に立ちたかった。勢いがある明豊の野球を見せたい」。副主将の野上真叶(同)は「今まで支えてくれた人たちに感謝の気持ちを込めてプレーしたい」と力を込めた。

 練習を見つめた赤峰部長は「選手たちがいい顔でバットを振っているのがうれしい。困難な時にも前を向き、成長してたくましくなった姿を甲子園で見せてほしい」。川崎絢平監督は「交流試合は1試合しかできないと捉えるのではなく、同じ思いを持つ相手と、幸せを感じながら集大成の試合をしてほしい」と語った。 (稲田二郎)

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