ゴジラ、清原と同僚だったソフトバンク工藤監督「飛距離的にはうちの2人が断トツ」

西日本スポーツ 山田 孝人

 ◆練習試合 ソフトバンク5-10オリックス(11日、ペイペイドーム)

 恐怖の3、4番コンビが初のアベック弾!! 柳田悠岐外野手(31)とウラディミール・バレンティン外野手(35)が、8回に豪快すぎる2者連続アーチをぶちかました。3番打者がバックスクリーンへ運べば、4番打者は左翼席中段へ。現役時代から多くの強打者を見てきた工藤監督も「飛距離は2人が断トツ」と舌を巻く今年の両輪のそろい踏みで、「6・19開幕」がますます楽しみになってきた。

 開幕を間近に控え、今年のホークス打線の両輪が初のアベック弾を披露した。まずは柳田だ。8回2死。荒西の甘い141キロ直球を豪快にバックスクリーンへ。前日10日には2発を放った3番打者は「感触も良かったし、良いスイングで打てた」と会心の笑みだ。

 苦しんでいた4番バレンティンも続く。荒西の真ん中低めのカットボールを、左翼席中段まではじき飛ばした。ベンチで汗を拭っていた柳田が、思わず立ち上がって絶叫するほどの完璧弾を「リラックスして打席に入れた」と喜んだ。

 驚異のパワーを改めて証明した2者連続アーチ。柳田が「公式戦が始まっても、ココさん(バレンティン)とアベック弾がたくさん打てればいい」と言えば、バレンティンも「自分の前に結果を残す最強打者がいる。結果を残したいという気持ちが増すし、連発はモチベーションにつながる。目の前で本塁打が出るとうれしい。続けてほしい」と“相棒”をたたえた。

 工藤監督も超強力な中軸コンビを絶賛した。「(自身の現役時代に)巨人にいた時は松井君、西武の時は清原君もいたが、飛距離的には、うちの2人が断トツだね」。3、4番に2人が並ぶ相乗効果にも「『あー、やられた』という感じで、次の打者を迎える。またガツンといかれたら大きい」と深くうなずいた。

 再開後の練習試合9試合で、2人の結果は対照的だった。柳田はこれで2戦連発となり、計5発と絶好調。一方、バレンティンは快音から遠ざかっていた。一発の直前の打席まで計30打席もアーチがなく、その間は単打が3本だけ。「これまでの結果には納得していなかった」と振り返った。

 シーズン60本塁打のプロ野球記録を持つ大砲は、試合前練習などで懸命に打撃フォームを修正。「いろんな課題があり、修正しないといけない部分もたくさんあった。ここ何日か取り組んで、やっと本来の自分の打撃フォームに戻せた」と納得の表情を見せた。

 9日のオリックスとの練習試合前には、王球団会長から激励されたという。尊敬する世界の本塁打王に「ダイジョウブデス」と返事をすると、その言葉通りに復調を告げる一発を放った。ようやく始まったバレンティンと柳田のアーチ競演は、6・19からが本番だ。 (山田孝人)

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