W杯8強の原動力に直撃「7人制もOK」東京五輪へ宗像サニックスで再発進

西日本スポーツ 末継 智章 大窪 正一

 昨年のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で日本代表として8強入りに貢献し、トップリーグ(TL)の宗像サニックスを新天地に選んだWTBレメキ・ロマノラバ(31)が12日、移籍後初めてオンラインで取材に応じ、7人制での東京五輪出場への意欲を語った。2016年リオデジャネイロ五輪で日本の4位入賞に貢献したアタッカーは、短期間で7人制仕様の体に変えられる自信を強調。TL優先ながら条件次第では五輪を目指し、前回逃したメダルをつかむつもりだ。

■7人制仕様の体「2カ月あれば」

 新天地でも五輪への意欲をたぎらせる。「リオでメダルを取っていたら今回目指さないけど(逃して)足りない気持ちがある。チャンスがあればリベンジしたい」。リオで輝いたレメキは再びの晴れ舞台への思いを吐き出した。

 昨年の15人制W杯で活躍後、新たなチャレンジを求めてTL終了後の移籍を決断。最初に声をかけてもらったのがサニックスだった。他にもオファーがある中で決め手は「サニックスのランニングラグビーを自分もやりたい」という思いだった。TLを優先する方針で、五輪への挑戦は「まだクラブと話していないので分からない」と不透明。それでも「日程が重ならないなら」という前向きな思いは伝えたという。

 来季のTLは今季と同じ1月開幕で調整中。今季は本来5月に終了予定だった。同じ日程ならば五輪まで2カ月強しかなく、そこからの合流ならば準備不足の恐れがある。しかしレメキは「2カ月あれば間に合う」とTL終了後の7人制代表合流を希望。今後代表の首脳陣やサニックスのコーチ陣と話し合う考えだ。

 レメキはリオ前の2015~16年シーズンもTLの合間に7人制日本代表の海外遠征に参加。両立を成し遂げた。「重いウエートで鍛えているのをやめれば体重は落とせるし、1カ月あればランニングのコンディションも戻せる」と今回も自信を漂わせる。

■分散合宿に不安

 コロナ禍で3月にTLが中断した後も自宅でトレーニングに打ち込み、6月1日からはサニックスのグラウンドで個人練習。「走るだけの体力ならW杯のときよりもある」と胸を張る。ただ7人制日本代表が19日から予定している地域別の分散合宿には「コロナまだあるし、五輪まで1年ある。この時期にやるのはよくない」と消極的だった。

 リオ後の7人制日本代表は思うような結果を残せていない。レメキが躍動した当時のような固定メンバーでの強化の必要性も感じるだけに、五輪直前での合流でいいのか迷う複雑な心境ものぞかせた。「本当は今年やりたかった」。1年延期となった五輪への思いを整理し、前に進むつもりだ。 (末継智章)

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