ソフトバンク次の「育成の星」が急成長 大学で登板わずか2試合、指名なければ野球やめていた

西日本スポーツ 喜瀬 雅則

 ◆ファーム練習試合 オリックス2-1ソフトバンク(13日、オセアンバファローズスタジアム舞洲)

 ソフトバンクの育成右腕・重田倫明投手(24)が、ファーム練習試合のオリックス戦(オセアンバファローズスタジアム舞洲)で、7回から4番手として登板すると、2回を無安打無失点。右肘の手術を受けた国士舘大時代には、3年時からの2年間は登板なしという無名の存在だが、2年目の今季、着実な“復活ぶり”を見せている。

■“重い球”武器

 新たなる「育成の星」が生まれる“兆し”が見えてきた。背番号138の右腕・重田が、7回からの2イニングを完璧ピッチ。最速145キロという、数字以上に「重量感のあるボールだから」と小川2軍監督の高評価は6アウト中、内野ゴロが4という結果が裏付けている。

 「自分はスピードが出ない分、相手を押し込んで詰まらせる。インコースでバッターを怖がらせる。打たせて取るためにいろいろ勉強しています」

 国士舘大2年時に右肘を疲労骨折。4年間での登板は2試合4イニングのみで、手術後の大学2年間は「練習試合も投げていません」。潜在能力を評価したソフトバンクからの育成指名がなければ「野球はやっていなかった」という。昨季3軍で33試合、2軍で2試合に登板して“復活”。昨年から6キロ増の87キロと増量し、球威もさらにアップし、5日の練習試合・オリックス戦でも3回を無安打無失点と「走者を出しても自分のピッチングをすること」と強気の投球で結果を積み重ねる。

 120試合制の今季は6連戦がベースのタイトな日程。イニングをこなせるタフな投手は1軍に何人いても困らない。重田の成長ぶりに小川2軍監督も「今年はコンスタントに投げているし、期待しているんだよ」。今季の支配下登録期限は9月30日。「どんな状況でもアピールしていかないといけない」と24歳は意気込む。 (喜瀬雅則)

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