「こういう運命だったのかな」福岡堅樹、東京五輪延期で決断

西日本スポーツ

 昨年のラグビーワールドカップ(W杯)で日本の史上初の8強入りに大きく貢献したWTB福岡堅樹(27)=パナソニック=が14日、オンラインで記者会見を開き、7人制日本代表の引退を表明した。目標に掲げてきた医学の道に進むため。来年1月開幕予定のトップリーグにパナソニックから出場する一方で、競技自体の引退時期は明言しなかった。

 福岡は東京五輪が1年延期になる前から、五輪後の引退を公言してきた。五輪挑戦を断念した理由について「後悔しない人生を歩みたかった。一度決めた引退のタイミングを先延ばしにすると、やりたいことが出てきてタイミングを失ってしまう」と説明。7人制日本代表合宿に参加すると勉強時間が取りづらくなることも理由に挙げ、3月に五輪延期が決まった時点で「自分の中ではこういう運命だったのかなと受け入れることができた。落胆は感じなかった」と決断した。

 新型コロナウイルスと向き合う医療従事者の奮闘を見たことも「今回のような状況になったとき、少しでも力になりたいという思いが医学の道を選ばせてもらった」と決意を後押しした。

 福岡が出場した2016年リオデジャネイロ五輪では初戦で優勝候補のニュージーランドを破り、4位と健闘。一方であと一歩でメダルを逃し、東京五輪での雪辱を誓っていた。福岡は「メダルを取りたい思いで準備をしていたので多少の悔いは残る」と未練ものぞかせたが「残されたメンバーがいる。メダルを取れると信じて応援したい」と仲間に託した。

 福岡県古賀市出身の福岡は福岡高から1浪して筑波大に進学。トップリーグのパナソニックに入り、昨秋のW杯で「フェラーリ」と称された抜群の加速力を武器に計4トライを挙げた。15人制日本代表からの引退もあらためて表明。来季のTLに向けては「僕がパナソニックに入って優勝したことがない。やるからには優勝を目指す」と誓った。(末継智章)

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