競泳の元世界記録保持者・山口観弘が吐露 地元国体延期に「5、6年後は目指せない」
鹿児島国体の年内開催の断念が19日、発表された。出場を目指したアスリートたちはさまざまな思いを口にした。
◇ ◇ ◇
競泳男子200メートル平泳ぎで元世界記録保持者の山口観弘(鹿児島県志布志市出身)は「ほぼできないと思ったけど、やるのであれば出たかった」と未練を口にした。
一度は地元国体を最後に第一線を退くと決意。新型コロナウイルスの影響で東京五輪が1年延期したことで現役続行を決め、同市でトレーニングを積んでいる。
延期になった鹿児島国体の開催時期は不透明。「5、6年も後になるとさすがに目指せない。後輩に託すしかない」と寂しげだった。