練習に制限 3連敗ソフトバンクをさらに苦しめる「長期ロード」

西日本スポーツ 石田 泰隆

タカ番記者コラム「好球筆打」

 ◆西武11-3ソフトバンク(23日・メットライフドーム)

 大事な同一カード6連戦の初戦を落とした。開幕カードを1勝2敗と負け越した22日付の当欄で、6連戦の「頭」を任されるムーアが長いイニングを投げないと1週間がつらいものとなると書いたが、まさか4回7安打6失点(自責4)で早々にKOされようとは。

 その後、5回から起用した投手は3人で済んだものの、開幕カードで“眠っていた”西武打線の勢いを止められず。終わってみれば被安打、失点ともに11。四球も11と散々な内容で、チームは3連敗を喫した。

 まだ開幕から4戦を終えたばかりで、勝敗に一喜一憂する時期ではないとは思う。ただ、チームの「骨格」を形成するこの時期という観点で言うと、決して「明日につながる敗戦」となっているとは思えない。

 細かい点を挙げると、投手陣はなかなか三者凡退のイニングをつくれていない。延長10回を戦った開幕戦は4度の三者凡退があったが、2戦目は1度、3戦目は3度と常に走者を背負う状態が続き、この日はついに一度もなかった。リズムよく攻撃陣に“バトン”を渡せてないのが現状だ。

 打線も相変わらずの低空飛行が続く。この日は3回に栗原の適時打で2点を返し、ようやく今季初の1イニング複数得点を記録したものの、結局は3点止まり。「打つ方は全く問題ない。よくやってくれている。4点取られた後の2点も大きかった。これを続けてほしい」。工藤監督は前を向いたが、ロッテ戦では各試合1度しか出ずに「あとはつながりさえ出てくれば」と熱望していた連打は、この日は出なかった。

 この現状は少し気掛かりだ。打線全体が不振でないことがせめてもの救いだが、個々の調子の良しあしははっきりしているように思える。思い通りの打撃ができない選手は存分に打ち込むことでポイント修正に励めるはずなのだが、敵地での試合では本拠地のような融通は利きにくい。

 早出特打を行うにしても、時間や場所に制限が伴う。ましてや今季のパ・リーグは8月末まで同一カード6連戦が予定されており、今回のホークスは所沢、札幌と12試合も遠征が続く。投打ともに低調に映るチームにとっては「死のロード」と言えるかもしれない。 (石田泰隆)

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