J再開初戦の「九州ダービー」 両軍監督に東北ダービーからの奇縁

西日本スポーツ 末継 智章

 新型コロナウイルスの感染拡大で約4カ月中断していたJリーグの公式戦は27日に再開(J3は開幕)し、J2は9試合、J3は7試合がリモートマッチ(無観客試合)で行われる。九州のJ2は同日のV・ファーレン長崎-ギラヴァンツ北九州の九州ダービーで再スタート。かつて東北でダービーを戦った長崎の手倉森誠監督(52)と北九州の小林伸二監督(59)は、互いを意識し合いながら火花を散らした。

■東北ダービーでも激戦

 練習不足でも戦術は変えない。PCR検査に関するJリーグの不用意な連絡のために23日の全体練習を中止した北九州。新型コロナウイルスの「第2波」が地元を襲った影響もあって、練習試合は先週末の1回しかできなかった。川上主将の見立てでは、戻った体力は通常の8割程度。それでも小林監督は「諦めずに足を止めず積極的に戦う」と前を向く。

 長崎の手倉森監督を「個人の特長を見抜いて引き出す」と評し、J1経験者が多い相手の地力も認める。厳しい戦いが予想されるが勝機は手放さない。「練習試合では攻守の切り替えが速いときは、動きが鋭かった。ぶつかって通用するものを見抜けば前に進む」とJ2で戦える自信をつけたい考えだ。

 一方の長崎は地元での感染者が少なく、5月中旬から十分な練習を積めた。手倉森監督は「心技体とも充実している選手ばかり」と仕上がりに満足しつつ「小林監督は逆境の時こそ力を発揮させる」と警戒する。

 両指揮官はかつて東北でダービーを戦った。手倉森監督が率いた仙台は2008年と10~11年に小林監督時代の山形と計7度対戦。4勝3敗だが、J2だった08年は1勝2敗(3回戦総当たり)で負け越し、山形のJ1初昇格を許した。

 大分や徳島もJ1に昇格させた小林監督のチームは堅守速攻が特色だったが、手倉森監督は「北九州は攻撃的な布陣。強気な姿勢で(J3から)はい上がった強みを存分に出してくる」と分析。「人数をかける相手の攻撃を警戒し、逆にこちらが堅守速攻をイメージする」と開幕2連勝への自信をのぞかせた。 (末継智章)

PR

V・ファーレン長崎 アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング