J1鳥栖の16歳、クラブ最年少デビュー狙う 監督「いいぞ!!」早期起用も示唆

西日本スポーツ 末継 智章

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で約4カ月にわたって中断していたJ1が4日に再開し、昭和電工ドーム大分(大分市)では大分トリニータとサガン鳥栖が激突する。6月30日に報道陣に練習を公開した鳥栖は、ユース所属のDF中野伸哉(16)がクラブ最年少デビューへ猛アピールした。

■監督が早期起用示唆

 報道陣限定ながら1カ月半ぶりに公開した鳥栖の全体練習で16歳の中野が好印象を残した。計30分間行われた紅白戦に左サイドバックでフル出場。チアゴアウベスとの1対1では体を張り、ブラジル出身FWの巧みなドリブルを食い止めて金明輝監督から「いいぞ伸哉!!」と称賛された。

 コロナ禍の影響でJ1の日程が変更され、4日の大分戦を皮切りに中3日が続く過密スケジュールになった。メンバーを固定して戦うのは難しく、金監督も「総力戦」と位置づける今シーズン。5月中旬にトップチームの練習に参加し始めた中野も「出場のチャンスはある」と狙っている。

 鳥栖U-15(15歳以下)在籍時の2017年に日本クラブユース選手権と全日本ユース選手権の全国2冠に貢献した「黄金世代」の中核だ。左右両足から繰り出す正確なクロスボールは「小学生のころから両足とも得意」という天才肌。瞬発力も持ち味で、昨夏U-17(17歳以下)日本代表の合宿で計測した20メートル走では3秒以内なら速いといわれる中でチーム2位の2秒93をマークした。

 昨秋のU-17ワールドカップ(W杯)でも初戦でオランダの快足選手を封じるなど、全4試合に先発出場して16強入りに貢献。金監督は「世界大会を経験しているので落ち着きがあり、順応性も高い。リーグ戦のデビューも十分ある」と早期の起用を示唆する。

 同じユース出身の松岡大起が昨年3月に17歳9カ月1日で出場し、クラブ最年少出場記録を更新した。中野は「ハードワークでチームに貢献できる松岡さんを尊敬する。自分も同じように努力し、記録を抜く」と誓う。今季中に出場すれば新記録になるが、この大分戦しか見ていない。「(東京五輪代表候補の)岩田(智輝)さんを止めれば評価が上がる」と無観客の九州ダービーで鮮烈なデビューを飾る意気込みだ。 (末継智章)

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