「走るサッカーが復活」 鳥栖サポーター「ノルド」代表、胸躍る再開

西日本新聞 星野 楽 荒木 達也

 新型コロナウイルスの影響で中断したサッカーJリーグ1部(J1)が4日に再開する。サガン鳥栖は敵地で大分トリニータとの九州ダービーに臨む。5月にはJ1最速で全体練習を再スタートし、上位進出に向けて準備を進めてきた。サガンのサポーター団体「ノルド」を20年近く率いる板山高大代表(37)は「サガンを応援する生活がやっと戻ってくる。キックオフが待ちきれない」と胸を高鳴らせる。

 2月22日、川崎フロンターレとの開幕戦。若手を中心に豊富な運動量で強敵に食らいつき、引き分けで勝ち点1をもぎ取った。いつも通りゴール裏のスタンドで応援団を指揮し、「サガン伝統の走るサッカーが復活した。今季は期待できる」と確信した。

 だが、数日後に新型コロナ感染拡大でリーグ戦の中断が決定。「応援はライフワーク。当たり前の生活が奪われ、もどかしさを感じた」

 小学生の頃、佐賀市の自宅近くに住んでいた鳥栖フューチャーズ(現・サガン鳥栖)の選手に観戦チケットをもらったのがきっかけだった。ナイトゲームのまぶしい照明、会場全体に響く観客の応援コール、得点シーンの高揚感-。一気にサッカー観戦にのめり込んだ。

 2003年に「ノルド」を立ち上げた。太鼓や歌でサポーターを先導。手作りの横断幕や旗で会場の一体感を演出する。Jリーグ2部(J2)で経営難や成績不振に苦しむチームを支えようと集客にも取り組んだ。「限界まで走り抜くサガンのサッカースタイルが元気を分けてくれる」。横断幕には「正直田舎者」と記し、鳥栖への郷土愛と雑草魂を前面に出してきた。

 無観客試合の大分戦は家族とともにテレビ観戦する予定。12日のサンフレッチェ広島戦から条件付きで観客動員が始まる。歌や指笛、太鼓やハイタッチは禁止されており、新たな応援方法を模索中だ。「スタジアムは第二の家。サポーター一人一人が感染防止のマナーを守ることで、サッカー観戦を楽しみたい」 (星野楽)

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