逃げ切り目前…ショッキングな逆転負け 福岡の描いたシナリオと誤算

西日本スポーツ 向吉 三郎

 ◆明治安田生命J2第3節 福岡1-2長崎(4日、ベスト電器スタジアム)

 V・ファーレン長崎がアビスパ福岡とのアウェーの「九州ダービー」に2-1で逆転勝ちし、2013年のJリーグ参入以来初の開幕3連勝を飾った。後半、1点を追う長崎は富樫敬真(26)のゴールで追い付き、ロスタイムにも富樫が決勝点を挙げた。福岡はホーム開幕戦を飾れなかった。ギラヴァンツ北九州はFC琉球を破り、J2復帰後初勝利を手にした。

 狙い通りに試合を進めていただけに、アビスパにとってショックの残る逆転負けだ。長崎にロスタイムに勝ち越しを許した長谷部監督は「勝ち点をフイにしてしまった」と悔しがった。

 後半開始早々、ワンタッチでボールをつないで遠野がペナルティーエリア手前で倒されてFKを得た。これを主将の前に代わって今季初出場した鈴木が決めて先制した。

 J2通算350試合出場の節目でゴールした鈴木は、バックスタンドに設置された約600体のサポーター顔写真パネルの前まで行って喜びを表現。下部組織出身の31歳は「たくさんの支えのおかげ」と無観客でもサポーターに感謝を示した。

 試合前、長谷部監督は「全得点の3割ほどはセットプレー。そろそろセットプレーで得点が決まるころ」と“予言”していただけに「予定通りに先制点を取れた」と振り返った。だが、今季初のホームゲームで描いていた最高のシナリオは暗転する。「1点取って落ち着いてしまったのか、(守備の)重心が後ろにかかってしまった」。鈴木が悔やむように、イバルボを投入した長崎に流れを握られると守備に回る時間帯が多くなり、スタミナを消耗。後半ロスタイムに力尽きた。

 ともに昇格を狙う九州のライバルに痛い黒星。苦い教訓を糧にアグレッシブに戦う姿勢を取り戻す。 (向吉三郎)

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