チームに「良薬」となった白星/池田親興

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク4-3楽天(7日、ペイペイドーム)

 帰ってきたエースが1勝をつかんだ。甲斐が最後までマスクをかぶり、9回を森が3人で抑えた。しかも、打つべき人が打って競り勝った。チームにとっても価値ある白星になる。

 千賀の調子自体は良くなかっただろう。初回、鈴木大への変化球がやや抜け、左前に運ばれたところからリズムを乱した。浅村に見極められた後、先制を許しながら、踏ん張ったのはさすがだ。直後に柳田の2ランで追い付き、落ち着けた部分もある。

 3回、ブラッシュから浅村への入り方は気になった。ブラッシュに初球から130キロ前後の変化球を3球続け、浅村への初球も遅い変化球。それを捉えられた。意図はあるだろうが、浅村はブラッシュへの配球を見た上で打席に入る。バッテリーとしてそこは頭に入れておく必要がある。

 6試合の初戦、楽天打線の鍵を握る4番をどう攻めるかは、このカードの流れを左右する。2番手の高橋礼が内角を突き、粘りながら抑えられたのは大きい。浅村に内角攻めを印象付けることは、打線全体に影響を及ぼすからだ。

 千賀のボールには多少ブレがあった。力投派だけに修正は簡単ではない。ただ、それでも勝てたことは「良薬」になる。期待が膨らむ。 (西日本スポーツ評論家)

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