ソフトバンクに「ネクスト栗原」 5年目捕手が本格二塁で壮大な挑戦

西日本スポーツ 喜瀬 雅則

 ◆ウエスタン・リーグ 阪神2-3ソフトバンク(8日、鳴尾浜)

 目指すスタイルは「ネクスト・栗原」だ。5年目の谷川原健太捕手(23)が、8日のウエスタン・阪神戦(鳴尾浜)で「7番二塁」でスタメン出場すると、8回に同点の1号ソロを放つなど2安打をマーク。今季、ブレーク中の1年先輩・栗原陵矢捕手(24)に倣い、打って、内外野ならどこでも守れる、究極の「マルチプル・プレーヤー」を目指しての、壮大な挑戦でもある。試合はソフトバンクが延長10回の末に3-2で競り勝った。

■マルチ安打

 ソフトバンクにまた一人、捕手登録のスラッガーが台頭してきた。捕手登録の5年目、谷川原が「7番・二塁」でスタメン出場した阪神戦で、本塁打を含むマルチ安打をマーク。3回に中前打、8回には左腕・及川の143キロ直球を右翼席へ運ぶ1号同点弾を放った。守っても、今季から本格的に取り組む「二塁」でフル出場。この試合10度もあった守備機会で、9度もゴロをさばき、内野安打を1本に1失策も記録したが、まずは無難に終えた。

 「セカンドは難しいですけど、できるようになれば、自分にとっても大きいですから」

 豊橋中央高時代、高校通算41本塁打。強打の捕手として注目され、16年にドラフト3位でソフトバンク入りした。ただ、チームは12球団でも一、二を争う層の厚さを誇っている。1軍は甲斐、高谷と実績十分の2人に、6年目の栗原がバットで存在感を示し、4年目の九鬼も台頭。捕手として、どこか伸び悩みの感が否めない23歳を、阪神戦が雨天中止となった7日、小川2軍監督が呼んだ。約1時間半、「気持ち、野球への取り組み。主にそういう話をした」という。

 開幕前に1軍から2軍へ降格する際、工藤監督からも「捕手に、内野も外野もできるようになれば、間違いなく谷川原君の武器になる」と告げられていた。同じ捕手登録の1年先輩、栗原は一塁も外野も守れる器用さと、得意の打撃を生かして、開幕からレギュラーをつかんだ。

 「最初は、捕手へのこだわりもありました。でも、今はとにかく、試合に出られるなら、何でもやりたい。栗原さんに負けないくらい打ちたいですし、打てないと試合に出られないですから」と覚悟を決めた。

 “ネクスト栗原”を目指す男は、新たなる挑戦へやる気満々だ。 (喜瀬雅則)

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