西武今井、好投の裏に…辻監督の「馬鹿やろう」

西日本スポーツ 小畑 大悟

 ◆ロッテ0-3西武(8日、ZOZOマリンスタジアム)

 三たび「魔の6回」を繰り返すわけにはいかない。今井は過去2度の登板でKOを食らった6回に3四死球で1死満塁の大ピンチを招いた。「とにかくベースの上に強い真っすぐを」。開き直って投げた直球で好調井上を遊ゴロ併殺に切った。

 正念場を乗り切り、7回2安打無失点で今季初勝利を手にした。「とにかく1勝目が早くほしいとずっと思っていた」と笑みを浮かべた。15メートル前後の強風の中、得意のチェンジアップを減らし、直球を増やした。「風が強かったので動く系の真っすぐになった。それで打者の的を絞らせなかった。風がいい方向に働いて助けられた」と笑う。

 7回、1死一、二塁のピンチ。西口投手コーチは継投も考えたが、辻監督が待ったをかけた。「ばかやろう。これからエースになろうとしているんだから代えないだろう」と一喝したという。だからこそ指揮官の喜びも大きい。「一番(勝ち星を)待っていた今井についた。自信を持って次から投げてくれたらいい」と親心を見せた。

 チームの連敗も3でストップし、5割復帰。今井自身も先発陣ではニール、高橋光に続く白星を挙げた。7回無失点にも「もうちょっといい内容だったら8回、9回も見えてくる」と満足はしていない。強風で何度も帽子を飛ばしながら将来のエースが、待望の初勝利をつかんだ。 (小畑大悟)

PR

埼玉西武ライオンズ アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング