ソフトバンク王会長と「リポD」半世紀ぶりタッグ復活

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクの本拠地ペイペイドームに隣接した娯楽施設「BOSS E・ZO(イーゾ) FUKUOKA」が21日にオープンする。当初は5月の予定だったが、新型コロナウイルスの影響で約2カ月遅れ。その4階に「王貞治ベースボールミュージアム」が球場内から移設された。

 「王貞治ヒストリーゾーン」では世界新記録756号本塁打達成時のバットなど、王会長の野球道具や記念品を展示。「89(やきゅう)パーク」では投打、攻守にわたるプレーを体験でき、周東との塁間競争や千賀の160キロ体感などができる。

 オープン前に自身でミュージアムを内覧した王会長は「時代の流れというか。自分自身の野球を目で追って、あの時はこうだったなと久しぶりに思い出させてもらった」と笑った。「若いときと、40(歳)近くになってから。変わらないわけにはいかないんですね。そこでどういうふうな戦いをしたかなと。大変、懐かしかったです」。故・荒川博氏と血のにじむような努力を重ねて一本足打法を完成させ、世界の本塁打王に。「子どもさんたちも、今はできなくても将来はできるようになるんだと。そういう思いを持ってほしい」。ミュージアムが未来へ夢を膨らませるきっかけになればと願っている。

 このミュージアム、移転リニューアルを機に大正製薬がネーミングライツを取得し「Supported by リポビタンD」の冠が付いた。以前から試合中の球場内演出にもリポビタンDの協賛があり、今回のネーミングライツにも発展。球団の木内真歩・営業担当は「選手、監督としての数々の功績を展示し、体験型のイベントスペースも通じて、王会長のユニホーム姿をご存じない世代にも野球という競技のファンになっていただきたい。そのコンセプトにご賛同いただきました」と話す。

 栄養ドリンク「リポビタンD」は発売翌年の1963年から10年間、巨人で現役だった王会長を広告に起用。王会長は62~74年に歴代最長の13年連続本塁打王に輝いており、本塁打王として広告塔であり続けた。1965年のテレビCM「スライディング編」は有名で、鋭いスイングと「カキィィーン」という効果音の後、巨人・王が「ザッザッザッザ…」と激走し、勢いよくスライディングを披露。このCMが、ミュージアム内で上映される世界新記録756号のドキュメンタリー映像の後に流れるという仕掛けもある。

 約半世紀の時を経て昭和から平成を挟み令和へ3元号をまたいで復活したタッグ。同営業担当も「王会長の存在の大きさをあらためて感じています」と感慨深い様子だ。同ミュージアムではオープンを記念し、21日から「王貞治秘蔵品展」を開催。プライベートな品も展示する。同展示は11月30日まで。

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ