真備完全V ガールズケイリンフェスティバル 【いわき平】

西日本スポーツ

 いわき平競輪(福島県いわき市)で10日から3日間、約5カ月ぶりの有観客で開催したG2「第16回サマーナイトフェスティバル」(SNF、優勝賞金1120万円)は12日の最終日12Rで決勝戦を行い、清水裕友(25)=山口・105期・SS=が初優勝。1半5番手から新田祐大に捲られたが、好位に切り替えてゴール前で豪快に差し切った。2着は新田、3着には稲川翔が入った。同時開催のF2「ガールズケイリンフェスティバル」(GKF、優勝賞金252万円)は高木真備(25)=東京・106期・L1=が4番手強襲で初V。連勝記録更新と初制覇が懸かっていた児玉碧衣は3着だった。3日間の車券売上額は57億4570万円で、目標の45億を大幅に上回った。

■ヒロイン

 3年前、ガールズドリームで初タイトルを手にした舞台で、高木がまた笑顔を輝かせた。児玉の後位から直線強襲。前を走る3人を一気に抜き去った。

 この3年間は、平たんな道のりではなかった。体調を崩したり、落車で負傷したり。前回の別府大会でも初日に落車。それでも誰にも負けない練習量で復調してきた。「昨年は最後まで走れず、今年こそはと思って練習してきた。観客席から名前を呼ぶ応援が聞こえてうれしかった。ありがとうございます」。5カ月ぶりとなる声援に、心から感謝した。

 パワーだけでなく落ち着いた走りが光った。レースは1番車の“女王”児玉が前受けし、2番車の高木は2番手で周回。「先捲りやカマシを考えていたが、想定外の並びになって、1回考え直した」と臨機応変に対応。「しっかり脚をためてチャンスを狙った」。児玉を終始マークする作戦がズバリと当たった。児玉の捲りに勢いをもらい、最後は「力の限り踏みました」。完全Vで、ガールズGP出走権をほぼ手中にした。

 今後の目標はもちろん「GPを優勝したい」。今年はこれで、児玉に3戦2勝。年末の平塚で、一つ年下の女王から覇権を奪うだけの力は十分だ。 (野口雅洋)

 ◆高木真備(たかぎ・まきび)1994年8月17日生まれの25歳。東京都町田市出身。文化学園大杉並高卒。2014年5月、東京支部106期でデビュー(奈良(5)(2)(2))。通算成績は497走で283勝、優勝64回。特別レース制覇はGKF(20年いわき平)、ガルコレ(16年松戸、17年いわき平)。通算取得賞金は8309万3100万円。ホームバンクは京王閣。161.1センチ、63.5キロ、太もも63.0センチ、A型。

■碧衣連勝止まる

 2日目にガールズ記録の24連勝(2016年11月~17年3月の梶田舞)に並んだ児玉は、惜しくも3着。記録更新はならなかった。1月21日に7着に敗れて以来、今年2度目の敗戦。その時も高木真備にカマシを合わされての失速だった。1番車から前を取らされる形になり、「一番前からダッシュを掛けるのは苦手。中団を狙っていたんですが…。前受けになることがこれから増えるかもしれないし、課題がまた見つかった」と悔しさを押し殺し、前を向いた。

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