「このご時世で練習への意欲が」柔道永瀬の優しい答え/トップアスリートが高校生の質問に答えます

西日本スポーツ

 東京五輪を目指すアスリートが母校の後輩たちの質問に答える特別企画に柔道男子81キロ級で代表に決まっている長崎日大高出身の永瀬貴規(26)=旭化成=が登場。金メダルだけを見据えていた2016年リオデジャネイロ五輪は銅メダル。翌年の右膝靱帯(じんたい)損傷の大けがから復活し、リオの雪辱に燃える不屈の男の言葉には、新型コロナウイルスの影響で大きな目標を失った高校生へのメッセージが込められている。

 新型コロナウイルスの影響で高校生は大きな目標を失った。永瀬も1年後の東京に向け、競技再開が不透明な状態で不安な日々を過ごす。

 男子ハンドボール部・五郎丸選手「このご時世で、練習への意欲が薄れる場合もあるのですが、どうしたらいいですか」

 「このような状況でモチベーションを保つのはとても難しいことだと思います。いきなり全部を『100パーセントの力で頑張るんだ』と思って取り組むことは難しいので、最初は『単純にその競技を楽しもう』と思いながら活動し、段階的に気持ちをつくっていけばいいと思います。そうしたら、もっとうまくなりたいと欲が出てきて、練習意欲も上がってくると思います」

 陸上部・広田選手「日々の練習の中で気持ちが乗らない場合は、どのようにして切り替えて練習に取り組んでいますか」

 「モチベーションが上がらないときでも、基本的には最後まで集中してやり切ると決め、自分を鼓舞して臨みます。そういう気持ちを持ち続けることで肉体的にも精神的にも成長することができるのではないかと思います」

 柔道部・福重選手「練習をする時、どんな考えをもって練習をしていますか」

 「自分の今の課題を克服することを考えながら練習に取り組んでいます。何も考えずに漠然と日々練習するより『今日はここを意識して練習してみよう』と思って練習する方が練習の質も変わってくると思います」

 右膝の大けが、手術を乗り越え、2大会連続の五輪代表の座をつかんだ永瀬は高校時代から強い精神力を持っていた。3年時に全国総体の81キロ級を制し、団体でも金鷲旗で長崎日大の大将として5回戦で3人抜きを果たすなどして2年連続の16強入りに貢献。81キロ級の選手ながら重量級の選手に立ち向かう強い気持ちが当時からあった。

 柔道部・山崎選手「団体戦の試合で自分が絶対に取らないといけない場合や、調子が上がってこないときにはどのような気持ちで臨んだらいいですか」

 「確かに誰しも調子の波はあると思います。だからこそ、普段から『私がこのチームのエースなんだ!』など、強い自覚を持って稽古を継続することが大切だと思います。継続することで、たとえ調子が良くない場合でも『これだけやってきたのだから大丈夫!』と自信を持って試合に挑むことができるのではないかと思います。そうすれば、自然と結果もついてきます」

 筑波大に進学し、2年時にグランドスラム東京大会を制し、3年時に全日本選抜体重別選手権を制覇。初めて世界選手権代表に選ばれ、4年時の2015年に世界王者に輝いた。

 野球部・柴田選手「大学でも同じ競技をやる上で進学までの期間、特に準備していたことは何ですか」

 「特に変わったことはしていなかったように思います。ただ、部活を引退してから大学に入るまでの期間で他の選手と差がつくと考えていたので、毎日の練習やトレーニングは継続をしていました」

 柔道部・福重選手「大学に向けて続けていた方がいい、やった方がいいトレーニングはありますか」

 「綱を使った強化や体幹トレーニングは大切だと思います。綱のトレーニング=柔道には握りや引く力はとても重要です。体幹トレーニング=体の芯の強さも大事。技や受けの強化につながります」

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