競泳渡辺一平、東京五輪で「ぶっちぎりの世界記録で金メダル」

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 競泳男子200メートル平泳ぎの前世界記録保持者で昨年の世界選手権銅メダリストの渡辺一平(トヨタ自動車)=大分県津久見市出身=が16日、オンラインでの合同取材に応じた。1年延期が決まった東京五輪へ「目標は一切変わらず、ぶっちぎりで世界記録を更新して金メダル獲得することをモチベーションに強化できれば」と決意を語った。

 代表選考会だった日本選手権直前に五輪の延期が決定。その後、同選手権も延期が決まった。「めちゃくちゃ調子が良かった。4月に2分5秒台は出せたと思う」と自己記録2分6秒67の大幅更新に自信があっただけに、複雑な思いはあった。それでも、「自分では制御できないこと」とすぐに切り替えた。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、約2カ月間、プールでの練習ができなかった。「今、水泳を頑張っている人でその経験(長期間プールに入らない)がある人は少ない。体力、筋力を戻す方法を知る人はいない。だから自分なりに考えること、柔軟に考えることが大事だなと思った」。5月末に所属のトヨタ自動車の施設で練習を再開。最初は1人でメニューをこなした。現在は母校の早大で1日4000~5000メートルを泳ぎ込み、徐々に感覚を取り戻している段階だ。

 地元の大分県は豪雨災害に見舞われた。実家に被害はなかったが、渡辺は心を痛めた。「アスリートはいろんなことができると感じている。1年間、自分自身ができることを真摯(しんし)に考えて、よりよい行動、言動ができれば。2分5秒のもっともっと上を目指したい」。来夏、超人的な泳ぎを披露するために、さらなる進化を続ける。(伊藤瀬里加)

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