自粛明けのレッスン、訪れた変化に戸惑いも HKT月イチ報告(上)

西日本新聞 古川 泰裕

 7月に入り配信限定のライブを開催し、パフォーマンス活動を本格的に再開させたHKT48。会場はレッスン場、出演は10人と少人数ではあったが、個々のメンバーの特長を生かすという新運営会社「Mercury」の方向性が垣間見えたステージとなった。復活への助走となった6月。福岡における新型コロナウイルス禍の沈静化で可能となったレッスンの再開、そして久々に触れ合った画面越しではない仲間の笑顔…。少しずつ日常を取り戻し始めた6月の出来事を、1期生の森保まどか(22)、2期生の坂口理子(25)、4期生の松本日向(19)、5期生の市村愛里(19)が振り返った。(古川泰裕)

びっくりする間もなく、覚えないといけなかったりする

 -新型コロナウイルスの影響で中止していたレッスンが6月中旬ごろから再開した。

 坂口「不思議な感じでした」

 森保「久々すぎて…」

 坂口「(再開して)最初にここ(レッスン場)に来たのは…歌を見せるレッスン? いきなり、数人ずつのテストみたいな感じ。今までにないようなことを始めたので…。私たち的に言うと、運営会社が新しくなったっていうので、本当に環境がガラって変わったっていうイメージがありますね」

 -それまでに課題も出ていたとか。

 坂口「出ていましたね」

 松本「ダンスとか…」

 坂口「ダンスとか、歌もそうですし…。あとは自分で撮影したものを提出したりとか。『新しい環境になったな』って。コロナじゃなかったら、またどうなっていたんだろうって思うくらい。コロナがなくても新しい環境にはなっていたと思うので、その変化はすごく感じました」

 -どんな課題だった?

 松本「別のアーティストさんの歌に先生がつけた振り付けを、サビの終わりまで、いついつまでに覚えて(撮影して)送ってください、みたいなやつを提出しました」

 坂口「家でやるから、全然できなくて…。それぞれの環境があるじゃないですか。だから、やれることも限られてくるなと思いました」

 -その時点までの実力を確認した?

 坂口「そうだと思います」

 -歌もそんな感じ?

 松本「歌はフルでした」

 -大きく変わった環境について。

 松本「びっくりする間もなく、覚えないといけなかったりするので…。レッスンとかも、みんな1回は受ける権利を与えられたんですけど、そこからは実力が標準値に達しているメンバーだけが追加で受けられます、みたいな感じで。(歌とダンス)両方とも受かっていないと、どんなレッスンをしているのか分からない。歌の公演も始まったけど、『あ、もう始まるんや』みたいな。今は、実力がある人と、ない人の差があるっていうか…」

 坂口「どうやってライブをするとかも、参加していない人は本当に何も分からないから『ああ、そうなんだ』っていう感じなんだと思います。逆に、できないからこそレッスンをしてほしいっていう気持ちはあるんですけど。何か始めないといけない、っていう状況もあるじゃないですか。私たちのグループ的に。だから、(坂口自身も含めた)選ばれた人たちが、先陣を切って引っ張っていった方がいいのかなっていう気持ちもありますね」

 -全メンバーが、完全に同じレッスン内容を共有できるまでには至っていない。

 坂口「そうですね。まあ、映像は来てはいたんですけど…」

 -「変化」が最速のペースで進めば齟齬(そご)も生まれてくる。

 森保「これからね、フォローしてくれるとは思うんですけど」

 坂口「ファンの反応も、全く分からなかった。レッスンに参加させてもらった身からしても『どうなるんだろう』みたいな。想像できないというか、新しすぎて。ファンの反応が怖かった。(でも、配信限定ライブを)1回やってみて、そういうの(反応)が分かったから。(出演する)人数を増やしたり、ローテーションできるくらいにお互いレベルを上げていったりして、みんなが順番に出ていけるようになれば、一番いいのかなって思います」

 -新しいことを始めるのは難しい。

 坂口「そうですね…。すべてはコロナのせいということで(笑)」

ボイスレッスンを受ける(左から)村重杏奈、坂本愛玲菜、坂口理子

 

おうちでできることもいっぱいあるんだな

 -動画配信サイト「SHOWROOM」の番組「HKT48のヨカ×ヨカ!!」が、自宅からリモートで届ける「“おうちで”ヨカ×ヨカ!!」(うちヨカ)として再開した。

 坂口「そうですね。4人ずつのリモート出演で」

 -画面越しだがメンバーと出演。

 坂口「あと、LINE(ライン)LIVEでやった『おうちバトル48』も楽しかったし、ニコニコ生放送の特別番組も楽しかった。メンバー全員で出たやつ、なんだったっけ」

 森保「(最新シングル)『3-2』発売記念のやつだ」

 坂口「そうだ、リリース記念のやつだ。めっちゃ大変でしたけど、楽しかったです。メンバーと話すだけで、こんなにストレスが軽減されるんだ(笑)って。メンバーが話しているのを見るのが楽しいっていう、ファンもいるじゃないですか。公演のMCとか特にそうだと思うんですけど、そういうのに近いことができたっていうのが大きかったですね。そういう配信で、日常に戻れるのかなっていう希望は見えた気がします」

 -レギュラーとして「何もやっていない状況」ではなくなった。

 坂口「そうなんですよね…。生写真とかも家で撮っていましたね」

 -大体のことは家でやったのでは。

 坂口「ラジオ出演とかも、家からリモートでやっていましたし」

 森保「毎週やっていました」

 坂口「意外と、おうちでできることもいっぱいあるんだなって分かった気はするけど…やっぱり直接…」

 森保「握手と公演だけはね」

 市村「エア握手会も」

 坂口「そうや、エア握手会もやったね」

 -ファンはメンバーの顔を見られるが、メンバーからはファンの顔が見えなかった。

 坂口「そうなんですよね。自分が忘れられていないか心配、みたいな気持ちもあったんですけど、それはファンの皆さんの方が気にしていたと思います」

 森保「すごいよく言われる。お互いさまだね(笑)」

 -せっかく顔見知りになったのに、という思いも。

 坂口「そうですよね。握手会に通い詰めて『また来てくれてありがとう』ってなったのに、それがなくなっちゃうと考えたら不安だと思うし、『推し事』的なモチベーションも下がっちゃうんじゃないかと思いました」

 

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